サービス・設備

2019年02月24日

ライオン・コーヒー

 
私はコーヒーが好きで、通常は執筆をスタートする早朝に4、5杯分を専用ポットに落としておきます。豆は数種類をいつも用意してあって、どれを選ぶかはその日の気分しだい。ライターや編集者、カメラマンなどの仕事仲間から「海外の土産です」とコーヒー豆をいただくことも少なくありません。

190224-1

なかでもけっこう好きなのが、ハワイのコーヒーです。ハワイ島の取材で昨年の9月に羽田からハワイアン航空便でコナへ飛んだときも、機内で淹れたてのコーヒーを楽しみ、また現地では日本から移住した内田夫妻によって1913年に開設されたコーヒー農園「Kona Coffee Living History Farm」を訪ねました〔写真上〕。ここには当時使われていた農具や生活用品が保存され、その時代の日系人の暮らしや現在までの歴史、コーヒーの収穫方法などを学ぶことができます。

さて、ハワイアン航空が今年2月より、ハワイの伝統的かつ人気の高いライオン・コーヒーの機内での提供を始めました〔写真下〕。ライオン・コーヒーは私もハワイに行くと必ず買ってきますが、機内で出されるのは同社がハワイアン航空だけのために開発した特製のブレンド。人の味覚が変わる高度1万メートルの上空でも豊かな香りや風味を最大限に引き出せるようブレンドしたそうです。

190224-2

機内ドリンクのサービス拡充はコーヒーにとどまりません。ハワイアン航空の広報によると「オリジナルカクテルとしてモロカイ・ミュールとトロピカル・ランディング、また3月1日からはマイタイの提供も始めます」とのこと。秋くらいにハワイ島の歴史の取材を計画していて、またコナに飛ぼうと思っているので、フライトがいまから楽しみになりました。

S.Akimoto at 19:16|Permalink

2018年08月21日

個室仕様シート

 
アメリカのデトロイトに向かう機内でいま、これを書いています。最終目的地はインディアナポリス。日本からの直行便が就航していない都市を目指す場合、どこで乗り継ぐかが重要なポイントになりますが、今回はデトロイト経由を選択しました。デルタ航空がエアバスA350-900で運航する成田−デトロイト線に、珍しい個室仕様のビジネスクラスが搭載されているからです。

180821

デルタ航空は米系エアラインで最初にA350-900を受領し、2017年10月から成田−デトロイト線に導入しました。それ以来、デトロイト線のチケットが入手困難に。日本から渡米する多くの人がこの「デルタ・ワン スイート」と呼ばれる個室仕様のシートでの移動を望んだためです。まさに爛廛薀船淵船吋奪鉢瓩任靴拭

今回私にも、ようやく実際に搭乗する機会がめぐってきました。成田でボーディングが始まり、機内へと足を進めます。「デルタ・ワン スイート」はキャビン最前方に、2本の通路をはさんで1-2-1の配列で32席をレイアウト。オフホワイトの明るい機内に、デルタ航空のイメージカラーである濃紺のシートがよく映えています。どの座席も通路との間に扉が設けられていて、これはシートというより猊屋瓩箸いΠ象です。ホテルにチェックインしたような感覚で、約12時間のフライト中も仕事に集中できることは間違いありません。各シートの入口に表記された座席番号も、まさにホテルのような雰囲気です。

180821-2

疲れたらシートをフルフラットにして、最大205センチというサイズの快適なベッドに。このところ本の執筆で寝不足がつづいていたので、手もとのボタンで座席番号の脇に「Do Not Disturb(起こさないでください)」の文字を表示させ、ゆっくり眠りにつきたいと思います。

S.Akimoto at 20:34|Permalink

2018年05月29日

ダッチハウス

 
前回の更新から1カ月が経ってしまいました。サボるつもりはないのですが、時の過ぎるのは本当に早い! 本を書いたり雑誌に寄稿するエッセイなどをつづる合間に、息抜きも兼ねてブログ更新頻度をもっと高めようと気合いを入れ直しています。そこで今日は「ダッチハウス(Dutch House)」の話──。

180529

ご覧のミニチュアの置物は、オランダの伝統的な家をかたどった陶器のボトルで、なかには同国生まれの蒸留酒ジュネヴァが入っています。KLMオランダ航空のビジネスクラスに乗ると、プレミアムギフトとして機内でどれか一つがもらえます。一つひとつ形が違うので、同社便で世界を飛び歩きながらコレクションしている人も少なくありません。中身を空けたら、一輪挿しとしても使えます。

種類はいまも少しずつ増えていて、現時点ではたしか98種類くらいになったとか。上の写真はそのうちの20点で、ホテルオークラで4月に実施された同社の新しいビジネスクラス機内食の発表会のときに撮影しました。本社から来ていた幹部に「欲しいですか?」と訊かれ、大きくうなずくと、にっこり顔で「たくさんフライトを利用して集めてくださいね」と言われてガックシ!(笑)

ところでKLMオランダ航空では、2018年3月26日から成田発アムステルダム行きのビジネスクラスで、好きな時間に好きな料理を楽しめる「Anytime For You」という新サービスを開始しました。発表会に同行してもらった旅&グルメライターの古屋江美子さんが本日、そのレポートを旅行・観光専門サイト『トラベルボイス』で公開しています。興味のある方はこちらからどうぞ。

S.Akimoto at 17:04|Permalink

2017年06月26日

地上と変わらない環境

 
機内でのWi-Fi接続サービスの普及で、移動中の過ごし方が劇的に変わりました。出発前にメール連絡しなければならない案件や、やりかけの仕事があっても、自宅や空港で無理に駆け込みの形で終える必要がありません。離陸後に上空でゆっくりやればいい。まさに地上と同じ環境が機内でも提供されるようになりました。

170626

JALが長距離国際線の主力機材であるボーイング777-300ERを皮切りに機内Wi-Fiサービスをスタートしたのは、2012年7月。導入の検討を本格化したきっかけは、前年の「3.11」──東日本大震災でした。震災のあと、被害の状況が連日連夜ニュースで流れていたのに、飛行機に乗っている時間だけは情報が途絶えてしまう。その不安に耐えられないという声が少なくありませんでした。「フライト中も地上と変わらない状態で情報にアクセスできる環境が必要だと思ったんです」と担当者は当時を振り返ります。

この「地上と変わらない環境」というのが、とてもありがたい。私もよく、現地の最新情報を出発直前に空港ラウンジで入手したり、渡航先の空港で会う約束の人と「これから予定どおり出発する」とメールのやりとりをしてきました。ですが、離陸後に天候の急変などで到着時間が変更になるケースがあります。その連絡も、いまは上空でできるようになりました。「30分到着が遅れるといま機長からアナウンスがあったから、到着ロビーのカフェでお茶でも飲んでいて」などと。

JALの機内Wi-Fiサービスは2014年7月から国内線にも拡大し、国内線に限っては「今後ずっと無料で提供する」と先日発表がありました。思い切った施策に、もうびっくりです。ちょっと図々しいですが、関係スタッフに「利用者にとっては本当にありがたい。国内線だけじゃなく、国際線での無料サービスも早めに実現してね」と伝えました。

S.Akimoto at 05:16|Permalink

2017年05月30日

書斎消滅?

 
更新が途絶えていたBlogを12年目に突入した4月から再開したものの、その後も公私ともに忙事に追われてなかなか時間を割けず、また1カ月も放ったらかしになっていました。でも無理はせず、6月に入って落ち着いてからと思っていたのですが、今日は書かずにいられないので書きます。

170530

アメリカ国土安全保障省のジョン・ケリー長官は日曜日に放映されたテレビ番組「フォックス・ニュース・サンデー」の中で、ノートPCなど電子機器の機内座席への持ち込み禁止規制について「米国発着の全国際線を対象にする可能性がある」と発言しました。びっくりです。

パソコンの機内座席への持ち込み制限は今年3月、米政府がテロ対策を理由に中東など10都市への路線を対象に導入しました。対象便は現在、1日50便程度ですが、それが全国際線に拡大されたらどうなるか? ノートPCやタブレットなどを携行している旅行者は、カウンターでスーツケースなどといっしょに預けなければなりません。移動中の機内で、もう仕事ができなくなります。

規制の対象を中東だけでなくEU路線にも拡大する案も浮上し、EUと米当局の話し合いが進んでいるようです。航空機を狙ったテロ活動に備えることが狙いなのでしょうが、パソコンが持ち込めない飛行機には、私はもう乗りません。移動しながらイマジネーションを研ぎ澄ませていろいろな文章を書いてきた「雲の上の書斎」が、一部路線でなくなってしまおうとしています。これ、私にとっては一大事です!

S.Akimoto at 10:04|Permalink

2016年06月16日

スカイスイートIII

 
今週末の18日(土)に、国際線ビジネスクラスの新しい座席「スカイスイートIII」を搭載したJALのボーイング777-200ERがいよいよベールを脱ぎます。デビュー路線は羽田/バンコク線で、8月には羽田/シンガポール線に、2017年1月以降にはホノルル線へと順次拡大する計画。空の旅がまた快適さを増しそうです。

160616

スカイスイートIIIの搭載機にはほかにプレミアムエコノミーのシート「スカイプレミアム」と、足元スペースを最大約10センチ拡大したエコノミーのシート「スカイワイダー」をレイアウト。これまで245〜312席で運航してきたJALの777-200ERが、ビジネス42席、プレエコ40席、エコノミー154席の計236席に変わります。

デビューの日に、本当は私も羽田からバンコクへ飛び、新型ヘリンボーンシートを体験してくる予定でした。早い時期から予約も入れておいたのですが、あいにく仕事が立て込み、今回のフライトは断念。せっかくバンコクに飛んでも、1泊程度で帰国しなければならないため、時期をずらすことにしたのです。

執筆中の大物をしっかりと片づけ、仕切り直しをして、夏の終わりか秋の初めにJAL便でのバンコクの旅を計画したいと思います。

S.Akimoto at 10:44|Permalink

2016年03月12日

雲の上のレストラン

 
先ほどfacebookにもアップしたご覧の写真は、NHK BSプレミアムのドキュメンタリー番組『驚き!ニッポンの底力──航空機物語』の収録現場での一コマです。ANAの整備工場にドックインして作業を終え、ピカピカになったボーイング787の機内で撮影が行われました。


番組ゲストの高橋英樹さんと大島麻衣さんが試食しているのは、実際にビジネスクラスで提供されている機内食です。高橋さんは和食に、大島さんは洋食にトライ。ANAは世界的な著名シェフたちが機内食をプロデュースする「THE CONNOISSEURS(ザ・コノシュアーズ)」を2013年9に立ち上げました。二人ともその味とクオリティの高さに驚いていたようです。

エアライン各社は最近、どこも有名レストランや一流ホテルとのコラボによる機内食の提供を始め、著名シェフたちの“秘伝の味”が雲の上で楽しめるようになりました。しかし、その「うまさ」を人の味覚が変わる高度1万メートルの上空で再現するのは、決して簡単なことではありません。ドイツのある研究機関は「上空では気圧や湿度、振動、照明などの変化の影響を受け、味蕾(みらい)の感度が地上の3分の1程度に低下する」と発表しました。気圧が低下すると味蕾細胞の働きが鈍り、甘いとかしょっぱいといった感覚が大きく失われて風邪をひいたときのような感度になるそうです。

ところで、試食している二人のうしろで、MCの高橋克典さんと私が何やら大笑いしていますね。どんな話をしていたのだっけ? 番組でチェックしてみてください。『驚き!ニッポンの底力──航空機物語』のオンエアは、本日夜9時です。

S.Akimoto at 08:22|Permalink

2015年12月09日

ゼロハリのポーチ

 
通称「ゼロハリ」の名で知られるゼロハリバートンはアルミ素材のアタッシェケースなどを専門に製造するメーカーで、米国の宇宙船アポロ11号が月の石を持ち帰る際に使用した「月面採取標本格納器」を製造したことでも有名になりました。スーツケースの分野ではリモワと人気を二分しますが、堅牢性という面ではゼロハリに軍配が上がるかもしれません。


そのゼロハリとのコラボによるアメニティキットのケースを、JALが国際線ビジネスクラスで12月28日より提供することになりました。世界の航空会社で初となる試みです。ケースの素材は2種類あって、日本発便ではソフトケースを、海外発はセミハードケースを用意。とくに海外発のセミハードケース〔写真〕が、かなりよさそうです。

リップクリームや歯磨きセットなど、キットに入る中身も発表されましたが、中身など私には関心ありません。欲しいのは、セミハードケース! もう一度言います。欲しい〜〜〜! なぜ2回も叫ぶのか。2008年に、ルフトハンザがリモワ製のアメニティポーチをファーストクラスで提供したことがあります。そのサンプルを見てあちこちで「欲しい〜!」と書いたら、フランクフルトの同社ヘッドクオーターを取材で訪ねたときに広報関係者が「欲しがっていたようなのでサンプルを用意しておきました」と私にくれたのです。そのことは当時のBlogにも書きました。同じようにゼロハリのポーチも「欲しい〜!」と繰り返し言っていれば、もらえるかもしれないなと思いまして(笑)。

JALが新しいアメニティを提供する対象路線は、羽田発着がサンフランシスコ、ロンドン、パリへの各路線で、成田発着がニューヨーク、ボストン、シカゴ、ダラス、ロサンゼルス、サンディエゴのほかバンクーバー、パリ、フランクフルト、ヘルシンキ、モスクワ、シドニーへの路線。関西発着のロサンゼルス線も対象になっています。これからしばらく「欲しい〜!」と言い続け、それでもくれなかったら──仕方ない、自分でどこかの路線に乗って、正当にゲットしてくるか。

S.Akimoto at 00:04|Permalink

2015年09月29日

JAL Countdown

 
今日はこれからJALの627便で熊本へ。羽田を10時に発ちます。用事があって早めに空港についたのですが、かなり時間が余ってしまいました。どこかで食事をし、ラウンジで出発までリラックスして過ごそうと思います。

160929

同行予定のカメラマンにメールでそう知らせたら、彼から「寝過ごして乗り遅れないでくださいね」と返信がきました。大丈夫、心配無用です。「JAL Countdown」というスマートフォン用に便利なアプリをインストールしてありますから。

JALは羽田空港国内線第1ターミナルの保安検査場の待ち時間をスマホ用アプリで案内するサービスを7月から始めました。日立製作所の協力を得て、人の流れを検知する技術とクラウドサービスを活用。待ち時間を計測するという画期的なシステムです。保安検査にかかる待ち時間を自分のスマホで確認し、待ち時間のストレスもなくなります。

この種のサービスは、国内ではもちろん初めて。乗る便の搭乗ゲート番号や「搭乗準備中」「搭乗案内中」などの情報もリアルタイムに知らせてくれるので、とても便利です。みなさんもぜひ一度使ってみてください。

S.Akimoto at 08:30|Permalink

2015年06月28日

リッチな中間席

 
先日行ってきた北欧の旅の話です。成田からの往路は雲の上で誰にもじゃまされず仕事に集中したかったので、JALがボーイング787にも導入したプライベート感の高い個室型のビジネスクラス「SKY SUITE」を利用しましたが、帰国便でははじめてプレミアムエコノミーの「SKY PREMIUM」を体験。これが、なかなか快適でした。


まず、シートがいい。ビジネスクラスとエコノミークラスの中間の独立したキャビンに、2本の通路をはさんで横一列を“2-3-2”でレイアウト。シートピッチ(前後間隔)は107センチもあって、足もともゆったりです。昔のビジネスクラスより上だ、と感じました。隣席との境にあるひじ掛けも広がり、他人と腕がぶつかるという不快な思いをすることもありません。シェル型設計なので前の席の背もたれが倒れてくることもないし、可動式のフットレストやヘッドレストも装備してあるので、自分にぴったりのポジションに調整できます。

食事は、さすがにビジネスクラスのクオリティまではいかないですが、芋焼酎の「富乃宝山」やシャンパンなどのお酒をオーダーできるのがいい。機内での食事は酒のつまみ程度にしか食べないので、私には十分です。プレミアムエコノミーはかつての「エコノミーにちょっとだけサービスを付加しただけのクラス」というイメージから、ずいぶん進化した印象を受けました。

もちろんビジネスクラスも進化しているので、それと比べるとやっぱり落ちます。でも、ちょっとした旅行でポンとビジネスクラス料金を出せる人は、そうはいません。私だってそうです。行きは満席でしたが、帰国便はわりと空いているという情報を聞いて新しいプレエコを試してみる気になりましたが、これが大当たり! 隣の席に誰も来なかったので、窓側の2席を独り占めしてヘルシンキから成田までの9時間35分のフライトを満喫しました。

S.Akimoto at 01:50|Permalink

2014年11月12日

飛行機のある風景

 
今日は午前中に新宿で雑誌のインタビューを受けたあと、お昼は四谷に移動してWeb媒体の編集者らとランチ・ミーティング。昼食をともにしながら新企画立ち上げに向けた話し合いを進め、終了後は夕方まで少し時間が空いたので、そのまま池袋へ足を向けました。向かった先は東京芸術劇場です。いつもの“あいつ”に会うために。


東京芸術劇場といっても、オーケストラの指揮者とか有名な舞台俳優を訪ねたわけではありません。有名は有名でも、私が会いにいったのは、エアライン取材の相棒である航空写真家・チャーリィ古庄氏。彼の指導・監修によるヒコーキ写真展が、今日から同劇場の地下1階ギャラリーで始まりました。

写真展のタイトルは『飛行機のある風景』です。私が常々言っていることですが、一般の人たちが撮るヒコーキ写真は、空をバックにしたものが少なくありません。飛んでいる旅客機を地上から撮るため、どうしても構図が似てきてしまいます。その点、古庄氏は、旅客機の背景にその国・その街の風景を切り取る写真を得意としてきました。彼の写真には、だから旅情をそそられるのです。

今日からの写真展で披露されているのは、そんな古庄氏がEOS学園の航空写真教室で指導した受講生たちの腕によりをかけた作品群です〔写真=左から2番目が古庄氏〕。被写体となった機種は「4発機」限定で、日本国内のほかフランス、アメリカ、香港などで撮影され、どれも見応えのある力作ばかりでした。同写真展は東京芸術劇場の地下1階ギャラリー「アトリエウエスト」で、16日(日)まで開催中です。

S.Akimoto at 20:52|Permalink

2014年09月23日

トルコ取材へ

 
先週から、メールや電話での問い合わせが増えました。「今年は旅博、行くでしょ?」とか「旅行博は来られますよね?」とか。「行くでしょ?」と誘いをかけてくるのは取材する側の旅行誌編集者や仲間のライターたちで、一方の「来られますよね?」はブースを出展して待ちかまえる航空会社や観光局の人たちです。


毎年恒例となった旅行博は、2014年から「ツーリズムEXPOジャパン」に生まれ変わったそうです。今週末の9月26日(金)〜28日(日)の開催で、26日はマスコミを招待するメディアデー。普段はなかなか会えない関係者もいるため、私も年に1回のこのイベントを、久しぶりの再会を果たすための貴重な機会として利用してきました。

ところが、この何年かは参加できていません。昨年はアメリカ・コロラドの、一昨年はカリブ海の取材とちょうど重なってしまって。そしていまも、成田空港の第1ターミナルに来ています。目の前で出発準備を進めているのは、ターキッシュエアラインズのボーイング777-300ER〔写真〕。これからちょこっとイスタンブールへ飛ぶため、残念ながら今年も行けなくなりました。

来月末に発売になる季刊『航空旅行』の秋号(Vol.11)で予定している「リゾート特集」の取材なのですが、出発直前になって、今週木曜日から始まる「イスタンブール・エアショー」への招待がターキッシュエアラインズの本社から届きました。急な話なので、とりあえず現地に到着してから関係者たちと相談しようと思っていますが、もういろいろと予定を立ててしまっているので難しいかなあ。もう間もなくボーディングの時間なので、とりあえず飛びます。報告はまた到着後にでも。

S.Akimoto at 10:56|Permalink

2012年12月02日

ANAの初代制服

 
1952年にスタートしたANAは今年12月1日で創立60周年を迎え、昨日は羽田空港・国際線ターミナル4階の江戸舞台で記念セレモニーが実施されました。そのイベントの中で企画された一つが、パイロットやグランドスタッフ、整備士、客室乗務員らの歴代制服の披露会。会場には大勢の人が詰めかけ、舞台に次々に登場するモデルを食い入るように見つめていたファンも少なくありません。


客室乗務員の制服は、2005年から着用している現在のもので9代目です。上の写真は初代の制服で、1期生6名のために用意されました。募集時には1,000人の応募者が殺到し、面接会場では警備員が大忙しの状況だったといいます。

当時は日本ヘリコプターの社名で、その6名の客室乗務員を含めて18名のスタッフと2機のヘリで旅客運送事業を開始しました。ちなみにANAのエアラインコード(3レターコード)の「NH」は、日本ヘリコプターの頭文字からとっています。それから60年。現在は社員数3万3,000人に増え、約230機の旅客機で国内外80都市に就航するまでに成長を遂げました。

昨日の記念イベントでは、創立60周年を機に客室乗務員の制服をリニューアルすることも発表されました。挨拶に立った伊東信一郎CEOは「着用の開始は2014年春を予定し、すでにデザイナーの選定に入った」とコメント。はたしてどんな制服が誕生するのでしょうか。海外の人気エアラインに比べると日系2社の制服はちょっとおとなしいイメージがあるので、大胆で斬新なデザインにしてほしいなと個人的には思います。

S.Akimoto at 12:04|Permalink

2012年09月21日

風(フー)の湯

 
先週末は新潟で日本海を望みながら温泉で心身をいやし、今日は伊勢湾に沈む夕日をバックにのんびりお風呂に浸かっています。ここはセントレア(中部国際空港)にある名物の露天風呂「風(フー)の湯」。先ほど、空港に隣接するセントレアホテルにチェックインし、さっそく来てしまいました〔ほかのお客さんも入っていて撮影できないため、写真はセントレアのホームページより〕。


飛び立つ旅客機を眺めながら展望風呂で汗を流し、夏場は旅客ビル内のレストラン「クイーンアリス・アクア」でドイツ直送の生ビールを一杯。セントレアに降り立ったときは、それが恒例になっています。自分でも「おい、ワンパターン人間!」と突っ込みを入れたくなるほどに。

さて、明日はいよいよ、ここセントレアの4階イベントプラザ特設ステージでトークショー「上空(うえ)から目線の空の旅」が開催されます。私とともに出演予定のパラダイス山元さんと柳家三之助さんも、もう間もなく到着。山元さんは成田から、三之助さんは沖縄から、いずれもANA便で飛んでくると言っていました。今夜は出演者3人にイベントスタッフが加わっての打ち合わせがあり、そのあとはプチ前夜祭で軽く一杯の予定です。

明日のトークショーは14時から1時間。その後、書籍のワゴン販売&サイン会を経て、16時から場所をクイーンアリス・アクアに移しての「アフタートークショー」も開催予定です。「ステージではちょっと……」「まだまだ話したりない!」といった秘密のトークをお願いします、と主催者側から言われました。大丈夫なのかな。山元さんも三之助さんも私も、歯止めをかけないで自由に語らせると、話はどんどんエスカレート。その危険さを、主催者は理解しているのでしょうか(笑)。

S.Akimoto at 18:01|Permalink

2012年09月18日

今週末はディープに

 
この3連休は地元の仲間たち総勢15人で、バスをチャーターして新潟を旅行してきました。弥彦神社とその周辺をのんびり散策してから、弥彦山の山頂へ。天気もよく、日本海を望む展望台からは佐渡がきれいに見渡せます。ホテルは柏崎の温泉地にとり、夜はお決まりの大宴会。海外取材がつづいてちょっと疲れ気味だった心身をリフレッシュしてきました。


昨日はその仲間たちと早朝に別れて、私は在来線と新幹線を乗り継いでひと足先に帰京。午後1時過ぎに羽田空港第1ターミナルに到着し、特設スタジオでの「ヒコーキ・ラジオ、NHK001便」に出演しました〔写真〕。

アイドルマジシャンの小泉エリさんと、同局きってのヒコーキ好きといわれる和田光太郎アナウンサーをMC役に、パラダイス山元さんと博多大吉さんと私の3人のゲストでトークを繰り広げます。各地の空港からのライブ中継や“空美ちゃん”の紹介コーナーなどもあり、予定していた2時間はあっという間。飛行機をテーマにしたトーク番組としては、内容を詰め込みすぎてやや物足りなかったかも知れません。番組スタッフは「第2便、第3便と飛ばしていきたい」と意欲を見せていましたが、どうなるでしょうか。

さて、今週末の22日(土)は、セントレア(中部国際空港)で再びトークイベント「上空(うえ)から目線の空の旅」に臨みます。出演は私とパラダイス山元さんのほか、やはりヒコーキ好きとして知られる落語家の柳家三之助さん。昨日はNHKの全国放送だったこともあり、番組終了後に山元さんと「ちょっと抑えちゃったね」と話しましたが、セントレアではよりディープなトークを展開したいと思います。

S.Akimoto at 09:55|Permalink

2012年09月15日

二つのライブ

 
ドバイ経由で行ったポルトガル・リスボンの旅の取材から帰国しました。密度の濃い、充実した取材旅行で、最終日に同行のカメラマンが「帰りたくないです!」と何度も口にしていた言葉が耳に残ります。リスボン──本当にいい街でした。


滞在中、リスボンの絶景が眺められるスポットも何カ所か訪ねました。ドバイから到着したその日に向かったのが、郊外のロカ岬。クルマで1時間ほどの距離にあります。ユーラシア大陸の西の外れに位置し、かつてポルトガルの詩人カモンイスが「ここに地果て、海始まる」という有名な詩を読みました。二日目には東側の丘に建つサン・ジョルジェ城でリスボンの街をオレンジ色に染める夕日を撮影、そして三日目には西側の丘にあるサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台まで足を進めました。

上の写真が、そのサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台です。どこかで見たことがありませんか? そうです、ものすごい歌唱力で一躍有名になったポルトガル人のミゲル少年は、ここで「ショ〜、シュ〜、リッキ〜」と歌っています。お上りさん気分で訪ねました。見晴らしが抜群で、前日訪れたサン・ジョルジェ城なども一望できます。

さて、今月の海外取材はこれで一段落。来週は国内で、二つのライブに臨みます。過去のBlogでもお知らせしましたが、一つは17日の月曜日に羽田空港ターミナルの特設スタジオで行われる「ヒコーキ・ラジオ、NHK001便」の公開生放送、もう一つは22日の金曜日にセントレア(中部国際空港)で開催されるトークショー「上空(うえ)から目線の空の旅」。いずれも祝日ですので、お近くの方、ぜひ会場に足をお運びください。

S.Akimoto at 02:40|Permalink

2012年08月21日

ヒコーキ・ラジオ

 
昨日に続いて、この秋にお送りする航空関連のイベントのお知らせをもうひとつ。9月17日(月・祝)の14時5分より、NHKラジオ第一で『ヒコーキ・ラジオ、NHK001便』という番組がオンエアされることになりました。当日は羽田空港ターミナルからの2時間にわたる公開生放送で、私もゲストコメンテーターとして出演します。


その番組ホームページが昨日から公開になりました。ゲストは私のほか、その週の土曜日(9月22日)のイベントでもごいっしょする予定のパラダイス山元さん。また、最近話題のヒコーキ写真の撮影を趣味とする“空美(そらみ)”ちゃんを迎えてのコーナーもあるそうです。

飛行機だけをテーマにしたディープな特集は、NHKでは初めての試みです。『ヒコーキ・ラジオ、NHK001便』という番組タイトルを見ただけでも、わくわくしますね──といったファンからの声もすでに届き始めました。2時間におよぶ長丁場ですが、楽しい番組になること間違いなし。都内に在住で時間のある人は、ぜひ羽田空港の特設スタジオにも遊びにいらしてください。

S.Akimoto at 11:35|Permalink

2012年08月20日

上空(うえ)から目線

 
お盆休みも終わり、週末は各地でUターンラッシュだったようです。セントレア(中部国際空港)では、昨日がそのピーク。19日の一日だけで約9,000人が海外から戻り、空港関係者は「とくに韓国や中国からの帰国客が目立った」と話していました。さて、今日はそのセントレアを舞台にしたイベントのお知らせです。


今年も9月20日の「空の日」を皮切りに始まる空の旬間まで、あと1カ月になりました。その最初の土曜日(9月22日)は、みなさんでぜひセントレアへお出かけください。同空港ターミナル4階イベントプラザの特設ステージで、トークイベント『上空(うえ)から目線の空の旅』が開催されます。

上空(うえ)から目線のトークショーとは、ユニークなネーミングです。セントレアに勤務する私の友人が考えました。出演は私のほか、グリーンランド国際サンタクロース協会公認サンタでマンボミュージシャンとしても知られるパラダイス山元さんと、落語家の柳家三之助さん。山元さんは日本でも屈指の“マイラー”として年がら年じゅう飛行機で国内外を飛び回り、また三之助さんも大のヒコーキ好きで、定期開催している「セントレア寄席」もすっかりお馴染みになりました。この二人とのトークがどんな展開になるか、私自身もいまから楽しみです。

空港では今日からイベントちらし(写真)が配布されているほか、fecabookにも専用ページが立ち上がりました。一方通行のトークショーではなく、ファンのみなさんとの双方向の催しになるといいなと思っています。

S.Akimoto at 14:31|Permalink

2012年06月23日

ヒコーキ初体験組

 
もも色の機体ですっかりお馴染みになったピーチが関西から札幌と福岡への路線でデビューしたのは、今年の3月1日でした。下の写真は、就航初日にオープンスポットで乗客を迎えていたスタッフたちです。あれから早4カ月。昨日の午後にはこの4カ月を総括する同社・井上慎一CEOによる会見が東京都内で開催され、私も出席してきました。


井上氏によると、就航後の平均搭乗率は目標(70〜75%)を上回る77%。利用客は20代と30代の若い人が多く、また全体の20〜40%は飛行機に初めて乗った人たちだと報告されました。この新規顧客が「20〜40%」というのは、大事なポイントです。限られたパイ(市場)を、これから就航するジェットスター・ジャパンエアアジア・ジャパンと奪い合うだけでは、日本のLCCに将来はありません。これまで飛行機を利用したことのない人たちをどれだけ取り込めるか。つまり、新興の3社でいかに新しい市場を創出できるかが勝負なのです。

ところで、20〜40%というのはずいぶんざっくりした数字だなあという印象を受けます。会見に列席した記者の一人からは案の定、どうやって調べたのかと聞かれ、「厳密に調査したわけではなく、あくまでわれわれサイドの印象でして」と答えていた井上氏。すると別の記者から「そのへんをもう少し具体的に」と突っ込みが入りました。

「たとえば前の座席の下に荷物をぎゅうぎゅう押し込んでいる人にスタッフが頭上の荷物ラックのご使用をすすめると、『え、こんなところに棚があるんだ』と驚かれていたり──」と、井上氏は実例を披露します。「また前方のドアから搭乗されてきて、いきなり最後部までスタスタ進んで自分の座席を探している人の座席番号を確認すると、一番前のほうの“2のA”だったり。そんなことからも、初めて飛行機を利用される方なんだなと感じました」

話を聞き、なるほどと納得している記者がいた一方で、なかには隣に座っていた記者と「え、いまどきそんな人が?」と顔を見合わせる人も。咄嗟に話を作ってない? とでも言いたげに。私はもちろん、信じましたよ。信じて、楽しく報告を聞いていました(笑)。いずれにしても、がんばれ──ピーチ!

S.Akimoto at 23:38|Permalink

2012年06月01日

友との再会

 
6月1日の初就航を前に、昨日はフランクフルト空港に隣接するルフトハンザの整備ハンガーで747-8インターコンチネンタルの機体のお披露目式が開催されました。写真は主翼を真下から仰いだカットですが、とにかく大きい。大型機が4機収納できる巨大ハンガーにはA380も展示され、巨人機の揃い踏みとなりましたが、サイズではA380の引けをとりません。A380よりも長い76.3メートルの全長は、世界一です。


ところで、ルフトハンザの広報部門はエリアごとに担当が分かれていて、日本を含むアジア太平洋地区のヘッドクオーターはシンガポールに置かれています。ドイツからシンガポールに赴任している同地区の広報リーダーで、私と親しいP氏とも、昨日は1年半ぶりに現地で再会。真新しい機体の外周やキャビン内部を案内してもらいながら、仕事のこと、プライベートのことなどをいろいろ話しました。そして、いよいよカウントダウンの始まったファーストフライトのことに話題が移ったときです。

「僕は、明日のフライトには乗らないんだ」と彼はぽつりと言いました。「僕はフランクフルトで、留守番」
「え、どうして?」と私。「別の仕事でも入った?」
「ううん、そうじゃない。席が全部埋まってしまったのさ」

この記念フライトに招待するメディアは、当初は就航地のドイツとアメリカだけを考えていたといいます。ところが、他の国や地域からも取材の申し込みが殺到。そこで数人のジャーナリストを追加で搭乗者リストに押し込んだら、予定していた自分の席がなくなってしまったそうです。

一人でも多くのジャーナリストに感動を味わってもらいたかったからね──そう言いながら、ちょっと淋しそうな表情のP氏。気持ちはとてもよくわかります。そして、追加で無理やり搭乗者リストに押し込んだという他の国のジャーナリストの一人は、間違いなく私でしょう。申し訳ないなあとは思いながら、かといって「じゃあ私は遠慮するから、乗ってきなよ」などと言うわけにもいきません(言う気もないし、笑)。私、頑張るからね。頑張って取材して、日本の読者に747-8インターコンチネンタルの素晴らしさを伝えるね。彼の横顔をちらっと見ながら、私は心の中でそう呟きました。

S.Akimoto at 13:05|Permalink

2012年03月16日

1万キロを隔てて

 
トルコ航空本社のイベント取材を無事に終えました。同社の社員たちの顔をペイントした新しい特別塗装機とその公開時の様子は、先ほどfacebookでアップしています。イベントといっても、今回はメディア向けではありません。あくまで「社員たちによる社員たちのためのもの」という印象で、地元メディア以外に招かれたのは、私のほかにロシア、イタリア、ギリシャ、カタール、インドなどから計20名程度でした。


イスタンブール国際空港の一角にある整備ハンガーに昼前に到着すると、特設会場はすでにトルコ航空の社員たちで超満員の状態。何千人もの社員たちが詰めかけ、自分たちの顔がペイントされた特別塗装機の公開を待ちかまえています。残念ながらイベントに参加できない、遠く離れた拠点で働く人たちとは、リアルタイムの中継で会場と結ばれました。

世界の約1万6,000人の社員たちの顔を描いた特別塗装機の概要が司会者から説明され、CEOなどの挨拶が終わると、正面に設置された大型スクリーンに各国の拠点の社員たちが次々と登場します。ニューヨーク、ロンドンから始まり、イタリアのミラノ、南アフリカのケープタウン、そして約1万キロ離れた東京とも中継がつながりました。浜松町にあるオフィスでカメラの前に日本支社のスタッフたちが整列。私と親しい広報担当の顔も見えます〔写真〕。

このイベントに列席した海外のメディアは、どの国も2、3人のグループで来ていましたが、日本からは私一人だけ。一人旅には慣れているものの、やはりどこか淋しい思いがあったのでしょう。気がつくと、私は巨大な特設スクリーンに映し出された日本のスタッフたちに向かって思い切り手を振っていました。

S.Akimoto at 16:40|Permalink

2011年12月07日

KLM機と記念撮影

 
設立当初から社名を変えずに存続しているエアラインの中で、世界で一番長い歴史をもつのはどこか? 答えは、KLMオランダ航空です。同社のスタートは1919年10月。日本路線は1951年に開設し、1954年にはヨーロッパのエアラインとして初めて日本人客室乗務員を採用しています。


東京・羽田空港にKLMオランダ航空の記念すべき一番機が到着したのは、ちょうど60年前の今日──1951年12月7日でした〔写真は成田/アムステルダム線で運航しているボーイング747-400〕。

成田空港第1ターミナル北ウィングの同社チェックインカウンター前には、今日から就航60周年を記念した展示ブースが開設されています。同ブースでは、1919年の設立時から1951年の日本就航を経て現在に至るまでのKLMオランダ航空の歴史と変遷、最新のモバイルサービスなどを紹介。スマートフォン向けアプリを利用したバーチャルな3D・CG画像のボーイング777との記念写真コーナーもあるそうです。

就航記念日の12月7日から13日までの1週間は記念グッズの配布なども行われますので、成田を訪れる機会があればぜひ足を運んでみてください。

S.Akimoto at 13:27|Permalink

2011年11月22日

UAの記者懇談会

 
本日は午後から、ユナイテッド航空主催の記者懇談会に出席してきました。同社は毎年、春と秋に一度ずつメディアとの対話の場を設定。最近の活動報告や今後に向けた事業計画が説明されたあとで、記者たちの質問に答えます。そのやりとりの中で今回出てきた話題の一つが、ボーイング787“ドリームライナー”についてでした。


ユナイテッド航空もこれまで50機の787を発注し、10月12日にはシアトルのボーイング工場で同社向けの1号機の組み立てがすでに完了しています〔写真〕。その1号機を2012年後半に受領する予定であることが、今日の会合でアジア・太平洋地区副社長のジェームス・ミュラー氏から伝えられました。そうなると当然気になるのが、ユナイテッド航空はどの路線に787を投入するのか──ということ。列席した記者たちからは案の定、その質問がミュラー氏にぶつけられました。

「導入路線については現在社内で検討中です。まだ発表できる段階ではありません」と、ミュラー氏の答えも予想どおり。「しかし計50機を受け取るので、いずれそう遠からず日本にもやってくることは間違いないでしょう」

そんななかで一つだけ、ミュラー氏が787の就航を認めた路線があります。それは、対等合併したコンチネンタル航空が発表していたテキサス州ヒューストンと南半球ニュージーランドのオークランドを結ぶ路線。「フライトに長時間を要するヒューストン/オークランド線には大型機が必要ですが、マーケットとしては大型機を飛ばしてペイするほどの規模ではない。だから直行便の就航が難しかった。こういう路線こそ、787のメリットが最も生きる」とミュラー氏は言いました。

就航時期こそ未定ではあるものの、15時間近いロングフライトで787の快適さを味わえるのは魅力です。実現したら、この2つの都市へ飛ばなければならない用事をつくって、さっそく乗りに行くつもり。楽しみです。もっとも、ヒューストンとオークランドを同時に訪ねるって、どんな用事なのかなあ(笑)。

S.Akimoto at 20:52|Permalink

2011年09月23日

出動準備

 
今週発売の『Tokyo Walker』(角川書店)で、ボーイング787が取り上げられています〔写真〕。同誌の編集記者の方から先日インタビューを受け、787が従来機と比べてどこがどう“進化”しているかを、いくつかポイントを絞って解説しました。


いろんな雑誌がある中で、『Tokyo Walker』といえば若い層に人気のシティ情報誌です。航空の世界とはあまり縁の深い媒体ではありません。そんな雑誌さえ注目し始めていることからも、787がいかに多くのファンが心待ちにしている旅客機であるかをうかがい知ることができます。

そしてその787の1号機を、ANAは日本時間の26日にボーイングの工場があるシアトルで受領。羽田には28日朝に到着します。私の取材パートナーである航空写真家のチャーリィ古庄氏は今週、シアトル入りしました。納入前の1号機の様子を、現地でヘリをチャーターして空から狙うなどしてすでに取材を続けているとの報告も届いています。

週明けの受領式典なども彼に引き続き取材してもらい、私は羽田で28日の到着を待ちます。28日の羽田は、多くの報道陣と日本中のファンたちでごった返すでしょう。知り合いのカメラマンや記者からも「当日、羽田で会いましょう」と連絡がきました。今年8月7日のBlogで紹介した“空美ちゃん”たちも、それぞれに出動準備を進めているのかな? 師匠である古庄氏から伝授されたヒコーキ撮影のテクニックを試してみる、絶好の機会ですからね。

あとは真っ青な空をバックに撮影できるよう、当日の好天を祈るばかり。来週は東京ビッグサイトで開催される恒例の世界旅行博も週末に控え、忙しい1週間になりそうです。

S.Akimoto at 14:50|Permalink

2011年09月14日

787取材プラン

 
最終のテストフライトを続けてきたボーイング787“ドリームライナー”が米国FAAと欧州EASAの型式証明を取得し、1号機を9月25日(日本時間26日)にANAに納入すると発表しました〔写真は先日公開された特別塗装の1号機〕。日本のファンもANAの関係者たちも「ようやく決まった」という安堵の気持ちでしょう。


シアトルでは25日から26日にかけて受領式典などのイベントが開催されます。そして受領した787の1号機は27日にシアトルを出発し、羽田には28日に到着。それらの取材をどう手分けして進めるか? 取材パートナーである航空写真家のチャーリィ古庄氏とも相談しながら、具体的なスケジューリングとプランづくりに着手しました。

1号機の引き渡しという世紀のイベントだけに、日本から報道関係者が大挙してシアトルに向かい、海外からもメディア各社が詰めかけるに違いありません。そして28日の羽田では、記者やカメラマンに混ざってたくさんのファンたちが記念すべき1号機到着を待ちかまえるはずです。

シアトルに飛ぶとなると、羽田への1号機到着の撮影やそれに続くセレモニーには参加できません。どちらも大切な取材ですので、さて、どうするか? 古庄氏が来週から別件でひと足先にアメリカ入する予定なので、シアトル取材は彼に任せ、私は日本に残って羽田で到着を待つ──現在そんな役割分担を考え、ANA広報とも調整に入りました。その後も実機の体験フライト取材なども計画していますので、いずれにしても就航までの約1カ月半は「787」にフォーカスして活動し、価値あるレポートを読者のみなさんにお届けしたいと思います。

S.Akimoto at 13:55|Permalink

2011年08月01日

成田写真三昧の旅

 
成田空援隊、というのをご存知ですか? これは日本の空の玄関口として世界につながる成田の魅力をPRするため、2010年に地元の有志と成田市、成田空港が手を組んで発足した“地域おこし”のグループです。これまでご当地グルメの開発や映画・テレビのロケ誘致、空港見学ツアー開催といった活動を推進してきました。


写真は、成田空港A滑走路に一番近いホテル──マロウドインターナショナルホテル成田(以下、マロウド成田)です。今週末の8月6日(土)と7日(日)にはここで、航空写真家・チャーリィ古庄氏による旅客機写真の撮影会&セミナーイベント「成田写真三昧の旅」が開催されます。

講師役の古庄氏も、じつは成田空援隊のメンバーの一人。彼は活動ベースを成田に移して以来、地元・成田のPR活動にも積極的で、成田空援隊とマロウド成田とのコラボによる同イベントも航空ファンの間ではすっかりお馴染になりました。これまではホテルの屋上を開放しての撮影会でしたが、今回は真夏の開催ということもあって、エアコンの効いた滑走路に近い部屋が撮影用に用意されるそうです。日帰りプランと宿泊プランがあり、宿泊プランの参加者は成田でいまだ誰も撮影したことのない“秘密”のスポットにも案内されるとか。そして夕方からは参加者全員が集まって、食事をしながら撮影した写真を見たり、交流を深めたり──楽しそうな企画が盛りだくさんです。

そして私も、古庄氏との共著による『ANA旅客機まるごと大百科』と『JAL旅客機まるごと大百科』の発売を記念し、同イベントに特別ゲストとして参加することになりました。カメラファンのほか、旅行好きの方や広い意味での航空ファンの方もたくさん集まるそうですので、夕方からの交流会ではみなさんの質問に答えたり取材の舞台裏など普段あまり披露できない話もお伝えするつもり。古庄氏とのトークショーなども計画されています。

同イベントの定員は先着50名で、まだ若干の空席があると聞きました。参加を希望される方はこちらをご参照ください。週末にみなさんとお会いできること、私も楽しみにしています。

S.Akimoto at 06:24|Permalink

2011年06月16日

ソウル入り

 
成田発13時55分の大韓航空704便で、先ほどソウルに到着しました。仁川国際空港はいつきてもいい感じ。広々として明るく、文化と芸術をとりいれた全体の設計もグッド。明らかに旅行者には見えない人たちは、きっとショッピング目当てなのでしょう。ここの空港免税店は世界最大規模で、30を超える有名ブランド店がひしめき、毎年約3,000万人の利用者が訪れます〔写真はターミナル中央の吹き抜けエリア〕。


さて、明日はいよいよ、大韓航空のエアバスA380の就航日。その取材のため、新聞社や雑誌社から派遣された計10名の記者とカメラマンが成田から同じ便でソウル入りしました。当初予定されていた前日の就航セレモニーは中止になったため、今日は取り立ててやることもありません。空港から2分のハイアットリージェンシー仁川にチェックインし、これからみんなで食事をともにする予定が組まれているだけ。その後は解散、自由行動です。

ただ、明日の就航便取材は大変だろうな。今日来た10名の取材班に、明日は朝から韓国駐在のNHKとフジテレビのテレビクルーが3名ずつ、計6名が加わるらしい。出発前はあまり取材の時間がとれなさそうだし、成田までわずか2時20分のフライトなので、搭乗後は機内で撮影の陣取り合戦が始まるでしょう。私ももちろん自分で写真を撮りますが、航空写真家のチャーリィ古庄氏をともなっているので、撮影は基本的には彼にお任せ。また別の若手カメラマンと連絡をとり、到着地の成田でもランディングの様子や歓迎ムードを取材しておいてもらえるよう段取りができているので、わりと安心しています。

私のミッションは、A380での空の旅に身を任せること。快適なフライトを味わいながら、来週さっそく発表する予定のレポートの構想でもじっくり練ろうかと思っています。

S.Akimoto at 17:20|Permalink

2010年09月25日

旅の祭典

 
恒例となった年に一度の旅の祭典「世界旅行博」が、今年も始まります。昨日はその“前夜祭”ともいえる、報道や旅行業界の関係者に向けたプレス招待日。私も午前中で執筆作業を終え、会場となる東京ビッグサイトに向かいました。


午後2時過ぎに会場入りし、まずは南アフリカ観光局のブースで来週からの取材の情報収集。その後はこの秋以降に予定している取材について広報担当者らと打ち合わせをするため、デルタ航空チャイナエアライントルコ航空BA(ブリティッシュ・エアウェイズ)などエアライン各社のブースを中心に訪ねます。また、10月よりあるWebメディアを舞台に新しい旅の連載をスタートすることが決まり、その企画で来年早々にも取り上げたいと考えているスカンジナビア三国やアルゼンチンなどの政府観光局や大使館の方々とも具体的な取材テーマなどについて情報を交換してきました。

午後7時からはルフトハンザのブースへでビアパーティが始まるというので、私も少し遅れて参加。今年6月のエアバスA380の取材でドイツを訪ねた際に食事に招待してくれたフランクフルト観光局のマネージャー、アネット・ビエナーさんもこのイベントのために来日していて、嬉しい再会を果たしました〔写真〕。

そしていよいよ、今日と明日は一般向けの開催です。139の国と地域が集結した会場で、みなさんも旅の魅力と醍醐味を存分に味わってみてください。

S.Akimoto at 07:35|Permalink

2010年09月05日

自宅に旅客機のシート?

 
新しい素材が開発されたり、デザインに斬新な機能が盛り込まれたりして、旅客機のキャビンのシートはどんどん“進化”しています。下の写真は、内装メーカー各社が提案する近未来のシートを並べたアメリカのとある展示ブース。手前に見えるのはプレミアムエコノミーのシートですが、こんなシートだったら自宅で使いたいと思う人もいるかも知れません。


いや、旅客機のシートであれば、別に新しくなくてもいいんだけど──。そんなふうに考える人も、とくに航空マニアの間では多いようです。私と海外取材によく同行する航空写真家のチャーリィ古庄さんもその一人。彼の自宅のリビングに置かれていたのは、あるエアラインがかつて実際の路線で使用していたビジネスクラスとエコノミークラスのシートでした。

今年6月にドイツを訪ねたときのことです。フランクフルト空港の取材でいっしょになった他のジャーナリストらとその話題になり、古庄さんは「自宅では旅客機のシートを使っているだけでなく、食事も機内食用のトレイで出てきますよ」と彼のユニークな生活を披露。みんな目を丸くして驚いていました。その後、ある月刊誌の女性編集者から飛び出した次の質問には、彼はさすがに真面目に答える気にはなれなかったようですが。

「古庄さん。もしかして奥さんにも、キャビンアテンダントの制服を着せて『お客さま、お食事をお持ちしました』と言って出してもらうんですか?」

さて、今週末の11日(土)と12日(日)は、成田空港に隣接する航空科学博物館で恒例の「航空ジャンク市」が開催されます。エアライン各社のポスターや機内食用のナイフ&フォーク、コクピットの計器など、普段なかなか手に入らない“お宝”が並び、レジの前は毎回長蛇の列。機内のシートもまたどこかのエアラインから出品されるでしょう。航空マニアには欠かせないイベントです。みなさんも興味があれば、ぜひ!

S.Akimoto at 10:53|Permalink

2009年12月01日

モヒカン刈りのあいつ

 
新婚旅行で行くなら、どこがおすすめですか? よくそんな質問を受けます。欧米かアジアか? 定番のハワイあたりが無難か? 休みを何日とれるかや、予算によっても変わってくるので、難しい質問です。季節も考えなければいけませんし。で、答えあぐねていると、決まってそれに続く次の質問が飛んできます──「ところで秋本さんは、どちらへ行かれたのですか?」と。


あちこち旅している私が、新婚旅行でどこを選んだのか。興味があるのでしょうね。そして私が質問に答えると、これまた共通するのが「へー、意外!」という反応です。普段あまり聞かないような国の名前が出てくることを期待するのかも知れません。

私の新婚旅行先は──宮崎と鹿児島でした。もうずいぶん昔の話ですが。あの頃はフリーライターとしての仕事が本当に忙しくて、1週間も10日も休んでいるわけにはいかず、国内の温暖な地方でのんびり過ごそうということになって羽田からANAを利用して南国・宮崎へ。当時は機体の塗装も、現在のANA機のものとはずいぶん違っていました。

じつは今日、その当時の機体デザインが、同じ羽田/宮崎線で20年ぶりに復活しました。12月1日はANAの創立記念日であり、社員の「初心に立ち返る象徴に」という提案で実現したものです。その就航セレモニーが今朝、羽田空港で開催され、新潟に出張中で式典に参加できなかった私に記者仲間から届いたのが上の写真です。

機首から尾翼にかけて伸びる青いライン。それが“モヒカン刈り”のように見えることから、多くのファンたちに「モヒカンジェット」の愛称で親しまれました。このデザイン機が活躍した1969年から1989年までの20年間は、ちょうど日本経済の高度成長期に当たり、私たち旅行者にとっても夢が大きく広がった時代です。復刻デザイン機は今後、2013年まで羽田/宮崎線と羽田/鹿児島線を中心に運航されるそうですので、私も早い時期に宮崎か鹿児島を旅してこようと思っています。“モヒカン刈りのあいつ”に乗って、かつての古き良き時代に思いを馳せながら。

S.Akimoto at 23:11|Permalink

2009年10月27日

カクテルパーティ

 
ニューヨークに到着後、マンハッタンに移動しミッドタウンウエストにあるヒルトンNYにチェックイン。同ホテルのイベントホールで夜7時から、コンチネンタル航空のスターアライアンス加盟を前にした前夜祭のカクテルパーティが開催され、各国からの多くの友人たちと再会しました〔写真〕。


時間に少し遅れて会場に入ると、私を見つけて真っ先に駆け寄ってきたのが、英アビエーションウィーク北米特派員のダレン・シャノン氏です(Blog「ヘッセン州の小さな町」参照)。ドイツで会って以来、半年ぶりの再会を喜び合っていたら、それを遠巻きに見ながら「やあ」と手で合図してきたのはコンチネンタル航空広報マネージングディレクターのデビッド・メッシングさん(同「デイブさんと再会」)。日本からも同じスターアライアンスのメンバーであるANAの広報スタッフとともに、先輩であり飲み仲間でもある航空評論家の青木謙知さん、航空サービスアナリストの鳥海高太朗さんの二人が来ていて、会場で合流しました。

パーティのあとで、青木さんと「ちょっと飲みに出よう」という話になりました。鳥海さんやコンチネンタル航空アジア太平洋地区広報本部長の永田浩二さん、産経新聞から取材に来ていた社会部記者の石川有紀さんらを連れて、私がミッドタウンウエスト地区でよく行くワインバーへ。深夜まで飲み続け、店を出るときには赤ワインと白ワインの空ボトルが何本も足もとに転がっていました。

え、そうやってどこへ行っても飲んだくれているのかって? はい、飲んでます。いつもいつも。いっぱい。

S.Akimoto at 23:51|Permalink

2009年09月01日

シンガポール・ナイト

 
成田空港では昨日、台風11号の影響で出発便・到着便を合わせて計40便が欠航になりました。休暇をとって八丈島を訪れていたという知り合いのカメラマンも、予定していた便が運休になり帰れなかったようです。時間帯によっては都心でも風雨が激しく、外を歩くのが本当に大変でしたね。


そんな中、昨日は夕方から東京・高輪のシンガポール・シーフード料理レストラン「シンガポール・シーフード・リパブリック品川」へ〔写真〕。今日9月1日から始まるシンガポールの「食」をテーマにした「シンガポール・グルメディスカバリー・キャンペーン」の前夜際に参加してきました。

2008年4月にオープンした「シンガポール・シーフード・リパブリック品川」は、シンガポール政府が選出した「ジャンボシーフードレストラン」「パームビーチレストラン」「シーフードインターナショナルマーケット&レストラン」の3つの店舗が共同で開発・出店。利用した人たちからは「現地の名物料理がそのままの味で楽しめる」と好評です。

前夜祭の会場入口では、同キャンペーンを協賛しているシンガポール航空のCAたちが出迎え、旅行業界の招待客や顔見知りのメディア関係者らが続々と詰めかけます。一般の来客も多く、名物のチキンライスや産地直送の大きなマッドクラブを使ったチリクラブなどをそれぞれに満喫。私も、シンガポール航空日本支社長のフィリップ・ゴーさんや親しい広報関係者らと3カ月ぶりに再会し、ワイングラスを傾けながら久々に楽しい時間を過ごしました。

S.Akimoto at 10:29|Permalink

2009年04月16日

SWISS副社長らが来日

 
世界同時不況の影響を受けて多くのエアラインが業績不振に苦しむ中、SWISS(スイスインターナショナルエアラインズ)がとても元気です。昨日、本社よりネットワーク&セールス担当上級副社長のハリー・フォーマイスター氏や国際線旅客事業担当副社長のマーセル・ビーダーマン氏らが来日。都内で会見が開かれ、私も出席してきました。


まずはフォーマイスター氏が「2008年度の旅客運送実績は前年に比べて10.3%増。その前年の2007年はSWISSにとって最も成功した年でしたが、08年も引き続き好調をキープしています」と報告。日本路線の旅客数も順調に推移している様子で、会見に列席した岡部昇日本支社長が「成田/チューリッヒ線は1年間を通じてほぼ満席でオペレーションできている」と現状を話してくれました。

スイスというと「観光・レジャー」の需要が大きいイメージがありますが、一方で昨今はビジネス需要に頼らなければどのエアラインも経営的に苦しい時代です。「年間を通じてほぼ満席」ということは、SWISSはビジネス旅客を取り込むことにも成功しているのでしょうか? 私のその質問に、岡部氏はこう答えてくれました。

「チューリッヒ経由で欧州各国のビジネス拠点に行かれる方ももちろんいますが、ドイツやイギリス、フランスに比べると、スイスという国はたしかにビジネス需要が多いとは言えません。しかし成田/チューリッヒ線では、レジャーの目的でビジネスクラスを使われるお客さまがたくさんいます。とくに中高年層では、エコノミーではなくビジネスやファーストでスイスを旅したいという人が年々増えてきました。夏場のフライトでは、7割から8割の方にレジャー目的でビジネスクラスの座席を購入していただいていいます」

なるほど。そんな“元気さ”を背景に、SWISSは新機材の導入などにも意欲的です。この4月20日には、フラットベッドタイプの新型ビジネスシートを搭載した最新のエアバスA330-300がチューリッヒ/ニューヨーク線に就航。その後は現行のビジネスクラスの新型シートへの刷新作業を進め、日本路線で使用している長距離用機材A340-300〔写真〕も年内か2010年初めには新しいシートに切り替わることが発表されました。楽しみですね。

ちなみにSWISSは、先ごろ発表された英国スカイトラックス社のワールド・エアライン・アワードで2009年度の「ベストエアライン・ヨーロッパ」に選ばれています。

S.Akimoto at 00:51|Permalink

2009年03月22日

大韓航空40年の歴史

 
東京・羽田空港の国際線ターミナル。13時5分発のソウル(金浦)行き大韓航空2708便の出発ゲート前が、四角くテープで囲われ、カメラを持った報道陣たちがその外側を取り巻いています。


「取材みたい。誰か来るのかしら」
「きっと有名人がこの便で出発するのよ」

搭乗を待つ乗客たちの、そんなささやき声が聞こえてきます。しかし、じつは有名人ではありません。報道陣が待っていたのは、歴代のユニフォームを身につけた大韓航空の客室乗務員たちでした。

この3月1日に創立40周年を迎えた大韓航空は、記念イベントの一つとして、旅客機1機に歴代ユニフォームを着た客室乗務員が乗務するスペシャルフライトの運航を開始。ロサンゼルスへ飛び立った3月16日のKE017便を皮切りに、4月中旬まで1カ月間、世界各地を巡っています。その2路線目の飛行として今日22日、KE2707便が金浦から羽田に到着しました。

折り返しのKE2708便への搭乗開始を待つ間、ゲート前では歴代ユニフォーム全11種類を一つひとつ披露する記念セレモニーが行われ、報道陣の一人として私も取材してきました。その詳細は後日、運営するAll About『世界のエアライン』で報告する予定です。

ところで、司会役を務めた大韓航空広報の山田恵美子さんが記念セレモニー終了後に「搭乗開始までまだ少し時間がありますので、ご希望の方はいっしょに記念写真をどうぞ」と乗客に呼びかけると、たくさんの人たちが客室乗務員たちと並んで嬉しそうにカメラに収まっていました。その光景がほほえましく、報道陣からもいっせいにカメラのフラッシュが! すると、年配の女性二人が顔を見合わせてこう言いました。「あらやだ、アタシたち、明日の新聞に出ちゃったらどうしましょ!」

「出ない、出ない」

私が無意識につぶやくと、それが近くにいた記者たちに聞こえたらしく、何人かが同時に吹き出していました。

S.Akimoto at 17:13|Permalink

2009年01月07日

デイブさんと再会

 
成田からヒューストンへのコンチネンタル航空006便では、東京を経由して取材現場に向かうグアムからのテレビクルーたちともいっしょになりました。私たちは定刻どおり現地時間の午後1時30分にヒューストン国際空港に到着し、空港に隣接するマリオットホテルにチェックイン。同ホテルには夕方近くになると、米国内はもとよりアジアやヨーロッパからの取材班が続々と集まってきます。


午後7時からは、ホテルのイベントホールに世界中の新聞記者や雑誌記者、テレビクルーなどが一堂に会してのカクテルパーティが開かれました。以前、どこかの国の取材で会ったと思われる顔見知りの記者たちも何人かいます。

「ハロー、シュンジ!」と、ふいに私のうしろから声がかかりました。「はるばる日本から、ようこそ」

振り返らずとも、声と気配でそれが誰かはすぐにわかりました。ワイングラスを手にそこに立っていたのは、身長がゆうに2メートルはあると思われノッポのデビッド・メッシングさん〔写真〕。彼はコンチネンタル航空本社の広報マネージングディレクターで、私とは2年ほど前にアルゼンチンのブエノスアイレスをいっしょに旅した仲です。

「取材に来てくれたんだね、われわれの壮大な実験を」
「ハーイ、デイブ。大成功を祈ってるよ」

空港に到着したときは小雨まじりだった空も、夕方からは明るく晴れ渡りました。このぶんなら、明日の試験飛行も快晴の下で行うことができるでしょう。アメリカでは初となる第二世代バイオ燃料を使ったテストフライトの目撃者の一人に、私もなるのだな。そう思うと、気持ちも否応なく高まります。その離陸まで、あと10時間に迫りました。

S.Akimoto at 16:15|Permalink

2008年12月26日

中学生の“心”に触れる

 
クリスマスも終わり、今年も残りわずかですね。エアライン業界の1年を総括してみると、2008年の一番の話題といえばやはりシンガポール航空でしょう。2007年10月にシンガポール/シドニー線で世界でビューを果たしたエアバスA380を、5月20日に東京線に就航させました。


この秋にはそのシンガポール航空が、成田空港とエアバスジャパンの後援を受けて、成田市内の中学1年生と2年生を対象にA380の機内見学会と「環境問題」「航空業界の仕事」などをテーマにしたセミナーを開催。イベント終了後には、参加した中学生たちからエッセイ(感想文)を募り、たくさんの作品が寄せられました。

エッセイコンテストには私も審査委員長として関わり、中学生たちの「航空」や「空の仕事」に対する“思い”に触れる貴重な機会になりました。写真は先日、成田市内の多古中学校と芝山中学校で実施された表彰式の様子です。式典の最後に、私が最優秀賞に選出した二人(多古中・鈴木真衣さん、芝山中・小川康輔くん)の作品を中心に選評を述べると、参加した子供たち全員が真剣なまなざしで話に聞き入っていたのがとても印象的でした。

今回の見学会とセミナーを通じて、次の世代を担う子供たちが航空を通じた「世界とのつながり」に興味をもち、将来の仕事につなげるきっかけになってくれるといいなと思っています。

S.Akimoto at 15:30|Permalink

2008年08月25日

“脱線&暴走”注意報

 
7月に出した著書『いますぐ飛行機に乗りたくなる本』(NNA)の売れ行きが、お陰さまで好調のようです。で、来週金曜日(9月5日)に、八重洲ブックセンター本店でそのサイン会を兼ねた講演会を開催することになりました。同書店の「開店30周年記念」イベントの一環です。


場所は同書店8階ギャラリーで、時間は18時30分〜20時(開場18時)。参加無料ですので、お時間のある方はぜひ遊びにきてください。定員100名で、現在先着順に受け付けています。申し込みは電話(03-3281-7797)か、申込書に記入して直接、同書店1階のレファレンスコーナーへ。申込書はこちらでダウンロードできます。

さて、講演会では何をお話ししようか。じつはまだ、まったく考えていません。出来上がった案内ちらしには「内容は本には書けないようなぶっちゃけトークから、ためになる旅行術まで」と書かれています。え、ぶっちゃけトークをしちゃって、本当にいいの? そんなことを考えてニヤケていたら、先日あるエアラインの関係者から「秋本さん、あんまり暴走しちゃだめですよ」とクギを刺されました(笑)。

たしかに。いい気になってしゃべっていると、どこにどう脱線していくかわかりません。でも、そういう話こそ、みなさんは聞きたいのでしょうけどね。たとえばCAたちがこっそり教えてくれた、活字にはできないオフレコ話とか〔写真は著書にも掲載したSASの客室乗務員たち〕。

まあ、お話しする内容は、当日の会場の様子や参加されたみなさんの反応を見ならが決めますね。ああ、でも、暴走しそうだなあ。あのこともこのことも話してしまいそうで、コワイなあ。

S.Akimoto at 19:44|Permalink

2008年06月07日

夏の東京で“冬”体験

 
初々しくていい感じだったよ。思いのほか緊張してたみたいね。スーツの胸のポケットチーフがお洒落だった。そしてもう一つ、私には決定的なダメ出しとなる“なぐさめ”の言葉──素人なんだから仕方ないよ。


昨夜遅くにオフィスに戻ると、友人知人、仕事関係者などさまざまな方からメールが来ていました。みんなが触れているのは、BSジャパンで昨日の夜8時に放映された特別番組『公開! 世界一の旅客機』のこと。そこにナビゲーター&コメンテーターとして出演した私に、さっそく感想や励ましの言葉を届けてくれたのです。

昨日は夕方から別の取材が重なったため、私自身はまだ観ていません。録画したDVDをいまからプレーヤーにセットしようとしているのですが、寄せられた感想から“出来ばえ”が想像できるので、ちょっと躊躇しています(笑)。

さて、昨日夕方の取材というのは、東京・西麻布の「アイスバー東京」で開催されたスカンジナビア政観観光局主催の「北スウェーデン・ウィンターイベント」です。今年4月のノルウェー取材に同行した私のまな弟子、All About『美食の旅(海外)』の古屋江美子さんといっしょに参加してきました。

北スウェーデンのキールナ・ラップランドより来日した担当者のプレゼンテーションのあと、実際にマイナス5度の氷の世界にタイムスリップ〔写真〕。私たちが手にしている氷のグラスの中身は、ウォッカをフレッシュジュースで割ったカクテルです。半年に一度氷の総入れ替えが行われるという異次元のスペースは、東京の夏を忘れさせてくれて本当に気持ちよかった。隣で写っている古屋さんの顔も、とても幸せそうじゃありません? 彼女のこの満面の笑顔には、じつはちょっとしたワケが……。

世界の旅行者が憧れる北欧オーロラ観測ツアー。昨日のイベントの中で行われた抽選会で、その拠点となるスウェーデン「アビスコ・マウンテンステーション」のペア宿泊券を古屋さんがゲットしたんです。「欲しいなあ、でもこういうのは欲がある人には当たらないので、期待するのはナシ」などと言っていた矢先に、自分の名前がよばれて──。旅を何よりも愛する彼女には最高の贈り物だったようで、それからは氷の中でも、そのあと知り合いの記者仲間数名で繰り出した渋谷の街でもずっと「幸せ〜!」を連発していました。

S.Akimoto at 09:12|Permalink

2008年05月20日

あぁ、ダイバート

 
もしかしたらダメかな? 成田に向かう車の中で、そう予想はしていました。今日はシンガポール航空 が運航するエアバスA380の、待ちに待った日本就航の日です。ところが運悪く、朝から強風と大雨によるあいにくの天気。空港ロビーに次のようなアナウンスがに流れたのは、まさに私が成田に着いたそのときでした──「成田への到着を予定していたシンガポール航空636便は、天候不良のためただいまから中部国際空港に向かいます」。


やっぱり! 思わずそうつぶやくと、シンガポール航空の出発カウンター付近にいた同社のスタッフ数人が私の到着に気づき、駆け寄ってきました。

「この3カ月間、一生けんめい準備を進めてきたのに」と、顔見知りのMさんが無念さを口にします。「まさか、今日に限ってこんな嵐みたいな天候になるとは……」

午前中に予定されていたテープカットなどの就航記念式典も、ひとまずすべて中止が決定。スタッフの何人かは身体の力が抜けてしまったように呆然と宙を見つめています。少し待って、私はセントレアで働く知人の携帯を鳴らしてみました。セントレアでは反対に、予期しなかったA380の飛来に大騒ぎになっているようです。そのことを知ったMさんは、うらめしそうに私に言いました。

「名古屋はもう雲が切れ始めたんですね。西からの雨雲があと2時間だけ動きを早めてくれれば、いまごろは私たちがお祝いの大騒ぎをしていたはずなのですが……」

でも、仕方ないですね。今日がどんなに特別な日でも、安全が第一です。明日からは毎日、A380は東京にやってくるのですし、おかげで名古屋のファンたちも“彼”の雄姿を間近で見ることができたのですから。それから1時間ほど空港の記者クラブの人たちと情報を交換し、再びMさんらが待機する出発ロビーに戻ったとき、ちょうどMさんの携帯が鳴りました。

「了解。ちょっと待って」と、彼は相手と話したあとで通話を中断し、私に言いました。「636便、こっちに向かったみたいです」

上空の天候が回復し、たったいま成田へ向け名古屋を発ったという知らせだったようです。笑顔を取り戻したMさんは、「じゃあ、また」と私に会釈し、元気に持ち場に帰っていきました。

S.Akimoto at 14:30|Permalink

2008年04月15日

恐るべし、テレビの力

 
いよいよ日本でもデビューするシンガポール航空のA380。5月20日の東京/シンガポール線での就航に先がけ、明日から東京・赤坂の「赤坂サカス」でA380に実際に搭載する豪華キャビンが一般公開されます〔写真〕。今日はそのオープンセレモニーに呼ばれて行ってきました。


今朝のTBSテレビ「みのもんたの朝ズバ!」でもA380の特集が組まれ、私もコメンテーターとして出演しました。といっても、私は日曜日にスタジオ収録を済ませてのビデオ出演。朝8時過ぎのその放送を見てから、短い原稿を1本書き上げて赤坂に向かいました。

ところが、何も考えずに録画収録したときと同じスーツで出かけてしまったから、さあ大変! 電車の中で目の前に座っていた女性がポカンと私を見上げて言うのです──「あのう、今朝の番組に出ていらした方ですよね」。じつは同じことが、地下鉄に乗り換えてからもう一度ありました。テレビの力って、本当にすごい。さすがに気恥ずかしくなり、それからは車内の隅っこに移ってずっとうつむき加減でいました。

ようやく赤坂駅に到着し、これでひと安心。ホッして会場入りしたのですが、今度はふいにうしろから肩をつかまれ、中年のスーツ姿の男性にこう言わました。「あんた、さっきテレビで何たらかんたらしゃべってた奴だよな」

その言い方にはかなりムカつきました。で、つい相手の手を振りほどいて「そのオレに何たらかんたらしゃべってるオメーは、誰なんだ!」と言ってしまったのです。相手はびっくりした顔で、足早に去っていきました。あ、まずい──と思ったのですが、もう後の祭りです。今日は一般公開ではないので、イベントにゲストとして来ていた人だったのかも知れません。

シンガポール航空のみなさん、報告です。私のせいで大事なお客さんを一人、失ったかも(笑)。それを知った関係者の一人は「だめですよォ、秋本さん」と困り顔になっていましたが……。でも私、悪くないも〜ん。

S.Akimoto at 21:20|Permalink

2007年05月20日

Rain(ピ)の特別塗装機

 
JALのワンワールド加盟記念塗装機や中国線就航20周年で飛び始めたANAの「FLY! パンダ」など、機体に特別のペイントを施した塗装機が最近よく話題にのぼります。できれば一目見ようと、チャンスをうかがっている人も多いようですね。その中で現在、日本のファンたちがひそかに飛来を待ち望んでいるのが、ボディ後部から垂直尾翼にかけて韓国を代表するアーチストRain(ピ)を描いたコリアンエアーの特別塗装機です〔写真〕。


韓国ポップス界のトップスターであるRain(ピ)は、昨年5月にTIME誌により“世界で最も影響力のある100名”の一人に選ばれ、国際的にも名声を得ました。昨年12月からはラスベガス公演を皮切りに、世界11カ国17都市でのコンサートツアーもスタート。すでに9カ国での公演を終え、5月25日(金)にはいよいよ東京ドームのステージに立ちます。

このコンサートツアーを全面的にバックアップしているのがコリアンエアーです。Rain(ピ)を描いたラッピング機を運航し、コンサートスタッフ約80名と総重量30トン以上に及ぶ音響・ステージ装置を、公演が開催される世界の各都市に運び続けてきました。コリアンエアーの今回のスポンサー協力は、一芸能人とタイアップしての単なるコマーシャル活動だけが目的ではないようです。「私たちの真の使命はダイナミックな韓国文化の世界への輸出を支援すること」と話すのは、同エアライン会長兼CEOの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)氏。またRain(ピ)は国際NGO団体“ワールドビジョン”を通じ、ツアー収益金の一部をアジアの発展途上国でエイズに苦しむ子どもたちに寄付するという声明も発表しました。

社会に温かい手を差し伸べたいというRain(ピ)の姿勢に共感し、彼の活動の全面支援に乗り出したコリアンエアー。その特別塗装機が今週、日本のたくさんのファンたちが待つ成田に、いよいよ飛来します。

S.Akimoto at 00:17|Permalink

2007年04月17日

デルタ航空副社長が来日

 
世界で一番大きい空港はどこ? そんな質問がときどき読者から寄せられます。さて、どこでしょうか。


乗降客数でいうと、最も多いのはアメリカ・ジョージア州のアトランタ国際空港で、年間で約8,500万人がこの空港を利用。第2位がシカゴ・オヘア空港で、たしか日本の羽田空港が4位か5位に入っていたと記憶しています。

そして、この世界一忙しいアトランタ空港に本拠を置くのが全米第3位のエアライン、デルタ航空です。デルタ航空は“9.11”以降の航空需要の冷え込みや燃油費高騰で経営環境が悪化し、2005年9月に米連邦政府に「チャプター11(会社再建法に基づく更正法)」を申請。それまでの運航体制を維持しながら大胆なリストラ策などを推進してきました。その結果、当初プランよりも1年早く、この5月にも再建計画を完了できる見通しとなったようです。

日本路線では現在、成田/アトランタ線をボーイング777(ビジネスクラス50席、エコノミークラス218席の計268席)でデイリー運航しています。同エアラインにとって今年は日本就航20周年。5月に予定しているニューヨーク証券市場へ再上場を前に、このたび同社グローバルセールス&ディストリビューション担当副社長のパム・エレッジさん〔写真〕さんが来日しました。

私も本日お会いしたのですが、日本路線の重要性やグローバルな路線展開などについて話してくれたエレッジさん口調には、穏やかながらも自信があふれていましたね。その話の内容も含めたデルタ航空の今後の取り組みを、近くAll About『世界のエアライン』で詳しく報告する予定です。

S.Akimoto at 23:53|Permalink

2007年04月09日

それぞれの5番街

 
ニューヨーク在住の知人から今朝、メールが届きました。送信された時間は、現地ではまだ4月8日──「春分後の最初の満月から数えて最初の日曜日」にあたるイースターの日の朝です。


イースターというとクリスマスと同様、家族でご馳走を食べて過ごすのがアメリカでは一般的ですが、ほかにエッグハント(卵狩り)などの子供の遊びも有名ですね。またニューヨーク5番街〔写真〕ではイースターパレードが開催され、知人のメールにも「これから家族で出かけてみる」とありました。

さて、同じ「5番街」でも、こちらは日本での話。世界的なブランドブティックや総合免税店などを集めた免税ブランドモール「ナリタ5番街」が本日、成田空港第2ターミナルにデビューします。昨年は第1ターミナル南ウイングにひと足先に「narita nakamise」がオープンし、話題を集めました。その「narita nakamise」が手すき和紙を使用した照明器具や格子柄の飾り壁などを配した「和」のイメージなのに対し、「ナリタ5番街」は全体の雰囲気を「洋」で統一。ニューヨーク5番街を連想させる華やかで高級感あふれる雰囲気のモールになるようです。

イカロス出版の『月刊エアライン』6月号と『航空旅行ハンドブック’07年春号』、およびAll About『世界のエアライン』の取材を兼ね、本日これから成田に向かいオープン初日の様子をじっくりとリサーチしてきます。

S.Akimoto at 07:20|Permalink

2007年03月30日

中目黒の航空グッズ店

 
成田の航空科学博物館で毎年春と秋に開催される「航空ジャンク市」について今月初旬のBlogで紹介したところ、読者の方々から感想や報告をいただきました。その中でわりと多かったのが「都合がつかず行けなくて残念!」というもの。エアラインファンにはたまらないレア物が売り出されるイベントだけに、チャンスを逃した人たちのガッカリした様子が伝わってきます。


同イベントは9月にも開催されますが、それまで待てないという人に、ここで耳寄りな情報を一つ。2006年12月に東京・中目黒にオープンしたエアライングッズ販売店「ハタゴ・インターナショナル」代表の福井拓也さんから、以下のメッセージが届いています。

「当店では旅客機内で実際に使用されていた食器や、プロモーションアイテム、バッグ、パンフレット、ポスターなどデザイン性の高いもののみをセレクトしています。大半のアイテムは一般には流通していないもので、稀少性も高く、見るだけでもきっと楽しんでいただけるはず。気軽に足を運んでもらえると嬉しいですね」

空港アナウンスが流れる店内〔写真〕は、雰囲気も抜群。「きっと海外逃亡したくなりますよ」と福井さんはジョークを飛ばします。近くを通りかかった際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。ホームページ左欄下の「ハタゴへの道のり」をクリックすると、店の案内図が表示されます。

S.Akimoto at 00:38|Permalink

2007年03月24日

空を愛する人たちの写真展

 
All About『世界のエアライン』に昨日アップした「Airline - Hot News '07年3月号 」でもお伝えしましたが、今日から羽田空港・第1旅客ターミナル6階のスカイギャラリーで恒例の「キヤノン航空写真愛好会/第10回作品展」が始まっています。


同会は1997年に発足した航空写真専門のフォトクラブ。代表を務める山康博さんはJALの運航本部に籍を置く現役社員で、私とはもう10年来のつき合いになります。ある雑誌の「趣味の達人」というコーナーでアマチュア写真家の山さんを取り上げたのが交友のきっかけになりました。下の〔写真〕は当時、千葉県の関宿滑空場で取材した際に、撮影のためにグライダーに乗り込む山さんを撮ったものです。

「写真講座に通い、基礎から実戦テクニックまでを学びましたが、どう頑張ってもプロの方の写真には足もとにも及ばない。そこでプロと素人の違いは何かと突き詰めてみたら、被写体への愛情だとわかったんです。そう考えたとき、私の撮影テーマは一つしかありませんでした」

私とのインタビューで山さんがそう話していたのを思い出します。本当に自分が愛情を注げるもの、形に残したいと思うものをテーマにしなければ、人の心を打つような写真は撮れない──印象的な言葉でした。その後は航空雑誌などの誌面も飾るようになった山さんの最新作を、ぜひ羽田空港のギャラリーでご覧になってみてください。4月13日(金)までの会期中に、私も一度は足を運んでみるつもりです。

S.Akimoto at 22:19|Permalink

2007年03月05日

航空ジャンク市へ行こう!

 
「ねえ、見て見て!」と、知人宅で奥さんがリビングルームを指差します。そこに置かれていたのは、真新しいソファー──と思いきや、どっかで見たような形。目を彼女に戻すと、ニコッと笑って言いました。「カバーを新しい生地で張り替えたんだ」


彼女はじつは、大のエアラインファン。成田空港に隣接する航空科学博物館〔写真〕で毎年春と秋に開催される「航空ジャンク市」で5年前にエコにミークラス用の3人席を購入し、リビングのソファとしてずっと大事に使っているのです。

航空ジャンク市には、私も一度行きました。初日の土曜日の昼近くに到着したら、駐車場はすでに満杯でレジも長蛇の列! よくキャビンで見かける大きなダストボックスを持って並んでいた年配の女性は、「機内に積まれて使用されるモノはどれも軽くて丈夫なのよ」と言っていました。なるほど。詳しいところをみると、もしかして元CAだったのかな? コクピットの計器類なども人気を集めていましたね。ほかにアクリルでできた飛行機の窓とか、空港の渡航先表示板とか。いったに何に使うのでしょうね。以前、ジャンボ機のタイヤを買ってきた友人がいて、そのタイヤはいまも家の入口に飾ってあるらしい。

ジャンクとは、直訳すれば“廃品”や“がらくた”の意味ですが、本人にとっては何よりも大切な宝物なのでしょう。その航空ジャンク市が今週末の3月10日(土)と11日(日)に開かれます。まだ未体験の人は、一度くらいは足を運んでみる価値はあるかも知れません。機内食用のトレイとかなら、たしか1枚100円か150円くらいで買えたと記憶しています。

さて、明日からはスカンジナビア航空(SAS)の取材で、午後の便で成田からコペンハーゲンへ飛びます。忙しい日程での旅ですが、時間がとれたらまた現地から報告を書きますね。

S.Akimoto at 21:24|Permalink

2007年03月03日

南国フィジーの挑戦

 
出発地の空港カウンターでスタッフに気持ちよく迎えられ、フライト中の機内でも心のこもったサービスを受けられたときは、いい旅行ができそうな予感に包まれますよね。さらに目的地に到着後もエアライン関係者だけでなく、空港からホテルに向かうタクシーの運転手に笑顔であいさつされ、ホテルの従業員やお土産屋の店員にも手厚く親切に対応される──そんな旅ができたら最高です。


え、現実にはなかなかそんな旅はない? おっしゃるとおり。ですが、その国で旅行業に携わる人たち全員が力を合せて観光客をもてなそうという取り組みを進めているケースが、じつはあるのです。その国とは──フィジー諸島共和国。日本からの旅行先としても人気の南太平洋のリゾートアイランドです。2006年も年間約2万4,000人の日本人旅行者が同国を訪れました。

フィジーのそのチャレンジの背景には、昨年12月の軍のクーデターがあります。政変劇による安全面への影響を心配する旅行者が出始め、日本からのビジター数もこのところ若干の減少傾向に。フィジーは国の総外貨獲得の49%を「観光」が占める観光立国であるだけに、なんとかテコ入れしなければなりません。そこでスタートしたのが、海外からの旅行需要を回復させるための国をあげてのプロジェクトだったのです。

そのPR活動の一環として先日、フィジー政府観光局の総局長やエア・パシフィック航空の社長兼CEOらが揃って来日しました。いい機会なので関係者たちに取材してみたところ、私が結論として思ったのは、フィジーに行くなら今年がチャンスなのではないか──ということ。理由については、報告レポートをご参照ください。All About『世界のエアライン』に本日アップしました。

≫≫≫「エア・パシフィック航空で行くフィジーの旅

S.Akimoto at 22:06|Permalink

2007年03月01日

世界ブランドへJALが離陸

 
JALは今日、アメリカン航空キャセイパシフィック航空ブリティッシュ・エアウェイズなどで構成する航空会社連合「ワンワールド」への加盟を4月1日に控え、加盟各社との共同会見を開催しました。私は他の取材が重なり出席できませんでしたが、先ほどさっそく届いた報告によると、会場となった東京・お台場のホテル日航東京にはかなりの報道陣が集まったようです。


代表取締役社長の西松遥氏はその席で「ワンワールドへの加盟はJALの総合商品力の強化と世界におけるJALブランドの認知向上につながる」という期待を語り、搭乗率の上昇などによる効果は「おおよそ30億円」と試算。一方の迎え入れる側も、ワンワールド代表のジョン・マッカラック氏が「ワンワールドには厳しい基準を通過した最良の航空会社だけしか加盟できない」とJALを評価し、さらにワンワールド理事会会長であるカンタス航空代表取締役のジェフ・ディクソン氏も「JALがアライアンスに加わることでキャセイパシフィック航空、カンタス航空とともにアジア太平洋地域におけるプレゼンスを拡大できる」と歓迎の意を示しました。

なお、JALはワンワールド加盟を記念し、4月以降に「ワンワールド・デザイン機」を国内線、国際線にそれぞれ1機ずつ就航します〔写真〕。国内線はボーイングB777-300を使用して羽田/札幌、伊丹、福岡路線などで、国際線は777-200ERを使い成田/欧州路線で運航する予定。機体のカラフルなデザインは“ワンワールドのネットワーク”をイメージしているそうです。

S.Akimoto at 22:51|Permalink

2007年02月24日

早春の空のイベント

 
来週からはもう3月。春、ですね。週末の3月3日(土)には恒例の航空イベント──全国の予選を勝ち抜いた17大学20チームの51人が団体戦と個人戦でグライダーの大学日本一を競い合う「第47回全日本学生グライダー競技選手権大会」(日本学生航空連盟、朝日新聞社主催)が埼玉県熊谷市の妻沼滑空場で開幕します。


大空を舞台に熱戦が展開されるのは、3月11日(日)までの計9日間。開会式がある3日には「熊谷めぬまグライダーフェスタ」も開かれ、グライダー体験飛行(抽選で15名)やアクロバット飛行のデモンストレーションなどの催しも予定されています。前に私が行ったときは地元で採れる野菜でつくった「吟子ナベ」のサービスがあり、家族づれなどの長い行列ができていましたが、今年はどんな美味しいものをふるまってくれるのでしょうか。

グライダーは動力なしで空を飛ぶため空気抵抗を極端に少なくした形状に設計されていて、カッコいいですよね。「その姿は飛行機の中で最も美しい」と言う人も少なくありません。私の知人である航空写真家の山康博さんもその一人。JALの社員として現在は運航本部運航部で活躍中の山さんは、週末になると車に写真機材を積んで各地の滑空場へ出かけ、いくつもの素晴らしい作品を発表してきました〔写真は山さんが撮影した昨年度の大会の様子〕。最近は国内外のエアショーなどでの戦闘機撮影にも力を注いでいるようです。

3月24日(土)からは羽田空港第1旅客ターミナル6階の「スカイギャラリー」で航空写真愛好家たちによる写真展が開催され、山さんもそこに作品を出展するという連絡が届きました。その詳細は、いずれまた改めてお知らせしますね。学生たちのグライダー競技会に、羽田での航空写真展──みなさんもそれらのイベントに足を運び、ぜひ“早春の空”を満喫してみてください。

S.Akimoto at 11:10|Permalink

2007年02月07日

ベルリンで世界一の旅行博

 
ドイツの首都ベルリンで毎年3月に開催される国際旅行博──「ITB Berlin」。180カ国から1万社以上が出展する同フェアは、旅行博としては名実ともに世界最大で、2006年も各国から15万人のビジターがあったそうです。


昨年の「ITB Berlin 2006」では、私もルフトハンザ主催の国際会議に出席したのを機に会場となったベルリンメッセを訪ねました。まさに“最新旅行情報の宝庫”といわれるだけあって、時間がいくらあっても足りなかった記憶があります。日本でも秋に“アジア最大”と銘打った旅行博が東京ビッグサイトで開催されますが、「ITB Berlin」の規模は出展企業数も来場者数も日本の1.5倍以上。内容もじつに盛りだくさんでした。

なかでも人気を集めていた一つが、シンガポール・ブースで開かれたファッションショーです〔写真〕。華やかな衣装を身に着けた美女が次々にステージに登場すると、ブースに群がった各国のビジターたちが大歓声! エアライン関係では日本からJALANAも参画し、ひと休みしようと立ち寄ったJALのブースで関係者の方にいただいた冷たい日本茶の味は、いまでも忘れません。コンチネンタル航空のブースでは若いスタッフがポップコーンづくりを実演。出来立てをもらおうと行列ができていました。

ユニークだったのは、ゲイの人たち専門のパッケージツアーを販売している旅行会社の出展ブース。そういえばベルリンは多くのゲイの人たちが暮らしている街で、毎年「ゲイ・パレード」なども開催されているようですね。

さて、今年も「ITB Berlin 2007」が3月に開催されます。先日その招待がベルリンから私のもとへ届いたのですが、今回はあいにく同じ時期に他のエアライン取材が重なりそうで、泣く泣く断念。でも、行きたいなぁ。みなさんもチャンスがあれば、ぜひ一度足を運んでみてください。最新の旅行トレンドを探るという意味でも、絶対にオススメです!

S.Akimoto at 23:04|Permalink
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

Logo_MakotoStyle_Tittle.jpg
 
Contact

仕事依頼や相談・問い合わせは以下よりお気軽にどうぞ。のちほど連絡させていただきます。     ◇  ◇  ◇

名前
メール
本文
Books