2018年09月26日

超ロングフライト復活

 
サービスの悪い航空会社でのフライトは2時間や3時間でも苦痛になるけれど、快適なシートと行き届いたもてなしで乗客を迎えてくれる航空会社は、たとえ10時間を超えるフライトでも降りるときに「もう少し乗っていたかったね」と思うもの。日本人旅行者に人気の航空会社の一つがシンガポール航空で、同社は10月11日よりシンガポールからニューヨーク(ニュージャージー州のニューアーク空港)への世界最長路線を開設することになりました。

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この路線に投入するのは、9月22日(現地時間)に受領したばかりのエアバスA350-900ULRです〔写真〕。A350-900ULRは、基本モデルであるA350-900の燃料システムや翼端のウイングレットを改良。燃料タンクの容量も追加され、航続距離の延長を実現しました。今後は飛行時間18時間超のシンガポール−ニューヨーク線で活躍するほか、11月からはシンガポールからロサンゼルスへの直行便も復活する予定です。

同社は過去にもA340-500でシンガポール−ニューヨークへ線を運航していましたが、燃費の悪さなどから採算がとれず、2013年11月で運休に。代わって世界最長になったのが、エミレーツ航空がボーイング777-200LRで運航するドバイ−パナマシティ線やカンタス航空がエアバスA380で運航するシドニー−ダラス線(運航距離はいずれも約1万3,800キロ)です。

シンガポール航空のニューヨーク線の運航距離は、それらを上回る約1万5,000キロ。まさに超ロングフライトの復活です。年内は無理そうですが、NYに用事もあるので来年の早い段階で乗ってこようと思います。

S.Akimoto at 09:21│世界のエアライン | 就航路線
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE夢文庫)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(SBクリエイティブ/サイエンスアイ新書)など著書多数。

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