2018年07月26日

SAABの話

 
今日はスカンジナビア航空日本支社の総支配人、レイフ・ニルソン氏と、ストックホルム市内に最近新しくオープンしたホテルなどを視察しました〔写真〕。私たちが訪ねたのは、中心部に建つ3軒。いずれも北欧デザインの家具を備えたフリーエリアなどが充実するブティックホテルで、とてもお洒落です。こんなホテルに泊まれば滞在が楽しくなることは間違いありません。

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ストックホルムの街を歩いていて、ある変化に気づきました。ボルボと並ぶスウェーデン車のブランドだったサーブの姿が、いまはまったく見られないのです。サーブはリーマンショック後、米ゼネラル・モーターズからオランダの小メーカーの手にわたり、さらに中国の企業へと売却。その間のごたごたで修理部品の供給が追いつかなくなり、多くのユーザーが離れていきました。

一般に「サーブ」として知られる自動車会社サーブ・オートモービルは、もともとは航空機メーカー「SAAB AB」の自動車製造部門でした。旅客機の製造はその後も続き、小型プロペラ機のサーブ340BはいまもJALグループの日本エアコミューター〔写真〕や北海道エアシステムがローカルの短い路線で飛ばしています。

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ストックホルムにあるSAABは現在、製造分野を軍事用にシフトしていますが、その優れたレーダー&通信技術は民間の航空管制にも応用されています。明日からは、そのSAABの取材や、ストックホルム・アーランダ国際空港の視察などを予定に入れました。また時間を見つけて報告を書きます。

S.Akimoto at 22:48│ヨーロッパの旅 | 航空機
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

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