2017年12月18日

花ことば

 
2週間ぶりにブログを更新します。最近、時間がとれません。今後もしばらくはこんなペースになると思いますが、おつきあいください。さて、今日は飛行機の話でも旅の話でもなく、花の話。2年前の夏に東京・湯島に拠点を移す前まで、私は書斎のデスクに小さな花を置くのを習慣にしていました。きっかけは、東欧を旅したときに出会ったスロバキア人の知人から同国製のガラスの一輪挿しを贈られたことです。

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その花瓶に、週ごとに違う花を飾っていました。月曜日になると、マンションの目の前にあった花屋へ行き、顔見知りの店員さんにその週の花を選んでもらって。私はそれほど詳しくはなかったのですが、店員さんから花の名前だけ聞いて帰り、書斎で「花ことば」を調べていろいろ研究するようになったのです。

5年ほど続けたものの、あるとき花瓶を破損してしまい、湯島に移ってからも花を置く生活から遠ざかっていました。花のないデスクを殺風景に感じながら。この週末にふと思い立って、また花を飾ろうと決め、ずっと前に入手したフランス製のアンティークな一輪挿しを書庫の奥から引っ張りだしました。先ほど、よく通りかかる近所の花屋に寄って買ってきたのがご覧の青い薔薇です。水を替えると1週間くらい持つので、飾る種類を週ごとに変えていこうと思っています。仕事の打ち合わせその他で湯島の『雲の上の書斎』を訪ねてくれる方は、手土産などはいっさい不要なので、思い出したときにでも花を一輪持ってきてもらえると嬉しいなと思います。

さて、薔薇にもいろんな種類と色があり、一般には「愛と美」という花ことばが知られています。ところが薔薇は青の色素を持たないため、青い品種を生み出すことが古くからの愛好家の夢で、そんなことから青に薔薇には「不可能」という花ことばがありました。その後、サントリーが2004年に世界で初めて青い品種の開発に成功し、誕生したブルーローズにつけられた花ことばが「夢かなう」。図鑑で調べたら、ほかに「神の祝福」というのもあるそうです。私も目標に到達できるよう、この1週間もまた全力で取り組みます。青い薔薇を前に、神の祝福を受けながら。

S.Akimoto at 16:10│湯島だより | オフタイム
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

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