2017年10月30日

大田区と羽田空港

 
大田区と江東区がもめているそうです。2020年の東京オリンピックでボートやカヌーの競技場となる東京湾埋め立て地の帰属をめぐって。今朝の朝日新聞にも出ていました。言い分は両区とも「新しい埋め立て地は100パーセントうちのものだ」ということらしい。大田区も江東区もそこそこ広いのだから、そんなに欲張らなくてもいいのにと思います。

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東京23区の面積ランキングでは、大田区が第1位で60.42平方キロメートル。江東区は39.99平方キロメートルで第6位ですが、それでも私の住んでいる文京区の3.5倍以上広い。都は「86.2パーセントを江東区に」という調停案を示しましたが、それじゃあ不足というのでしょうか。一方の大田区は大田区で、区民のなかには「大田区が東京23区で一番広いんだぞ」と自慢する人もいるくらいだから、もう十分でしょうとも思います。

ところで、大田区には東京ドーム33個分(15.52平方キロメートル)の敷地をもつ羽田空港があります〔写真〕。広さ自慢をする大田区在住の友人に、以前私は「羽田空港が開港し、その後の拡張工事がなかったら、大田区の面積は23区のうち何番目だったか知ってる?」と言ってやりました。ちなみに面積ランキングの2位以下は、世田谷(58.08平方キロメートル)、足立(53.20平方キロメートル)、江戸川(49.86平方キロメートル)、練馬(48.16平方キロメートル)と続きます。つまり、大田区に羽田空港ができなければ、23区の中で第5位に甘んじていたところでした。

そこで、私は思うのです。「広さ自慢が好きな大田区民は、決して羽田空港に足を向けて寝てはいけません」と。まあ、どーでもいい話ですが。

S.Akimoto at 11:58│世界のエアポート 
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『これだけは知りたい旅客機の疑問100』『ボーイング787まるごと解説』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)や『航空大革命』(角川oneテーマ21新書)など著書多数。

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