2017年04月30日

地球が生まれる瞬間

 
切り立つ断崖から白い水しぶきをあげて豪快に流れ落ちる滝と、大自然が生み出す氷河の芸術。4日間にわたって旅したアイスランドで数々の見事な絶景を満喫し、思い出に残る体験ができました。詳細は後日、雑誌に書く予定ですので、掲載になったら改めてお知らせします。

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今回の旅で私が楽しみにしていた一つが、「ギャウ」を自分の目で確かめることでした。ギャウとは「地球の割れ目」の意味です。アイスランドはユーラシアプレートと北米プレートの境目に位置する国。通常は海底の深い場所で形成されるプレートの誕生の瞬間を、この国では地表で見ることができます。

東側のユーラシアプレートと西側の北米プレートがアイスランドの国土を分断し、その間(溝)は1年に2〜3センチずつ広がりつづけています。上の写真は、同国北部にあるミーヴァトン湖周辺で撮影しました。今回は足を伸ばす時間はありませんでしたが、有名なのは南西部に位置するシンクヴェトリル国立公園のギャウで、2004年にはユネスコの世界遺産にも登録されました。

誕生したプレートは東と西にゆっくりと動きつづけて、やがて地球の裏側に位置する日本の海底で再び地球の内部に沈み込んでいくそうです。私は岩場によじ登ってギャウを見下ろし、しばらくたたずんでいました。いままさに、目の前で新たな大地(地球)が生まれている! その瞬間を目撃しているんだと思うと、とても不思議な気持ちでした。

S.Akimoto at 17:21│ヨーロッパの旅 
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『これだけは知りたい旅客機の疑問100』『ボーイング787まるごと解説』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)や『航空大革命』(角川oneテーマ21新書)など著書多数。

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