2016年07月29日

ジャンボ機が消える?

 
旅行・観光専門サイト『トラベルボイス』で先週、「超大型航空機の時代は終わったのか?」と題するコラムを公開しました。エアバスが「「総2階建て大型機A380を減産する」と発表したことを受けて、その経緯や私なりの見解をつづったものです。

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左右の主翼に2基ずつ、計4基のエンジンを装備する4発機は「操縦していてとても安心感がある」とこれまで多くのエアラインパイロットが話していました。彼らはA380やボーイング747などの大型4発機に、大きな信頼を寄せています。

そのジャンボ機747について、こんどはボーイングが生産終了を検討していると、今朝の大手新聞各紙が報じています。「2016年9月から減産体制に入り、航空会社からの新規受注がなければ生産中止を決断せざるを得ない」と。米紙ウォールストリート・ジャーナルも「世界で最も有名な航空機が、まもなく“着陸”することになりそうだ」と伝えました。

機体前方に2階席があり、飛んでいる姿を遠目から見てもその独特なフォルムから「あ、ジャンボ機だ!」とわかる747は、日本のファンにはとくに親しまれてきました。JALANAの主力機だった747-400は相次いで退役しましたが、その伝統とテクノロジーは次世代ジャンボ747-8に受け継がれています。弱点だった燃費の悪さも、新型エンジンの搭載などで改善されました。世界デビューとなった2012年6月のルフトハンザのフランクフルト/ワシントンD.C.線にも搭乗し、超大型機でのフライトがいかに快適かを身をもって体感したことをいまも思い出します。今後、どこかのエアラインから新規発注があることを、心から望みます。

S.Akimoto at 10:02│航空機&メーカー 
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『これだけは知りたい旅客機の疑問100』『ボーイング787まるごと解説』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)や『航空大革命』(角川oneテーマ21新書)など著書多数。

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