2016年03月09日

臨時便を東北へ!

 
東日本を襲った大震災「3.11」から、間もなく5年。地震発生はその日の午後2時46分で、私は自宅で翌日からの海外渡航に向けた荷造りをしていたのを思い出します。スカンジナビア航空がデイリー運航する成田からコペンハーゲンへの便が、3月12日の一日限りで北極圏に位置するノルウェーのトロムソ行きの特別便になり、私はそれに乗ってオーロラ観測の取材に出かける予定でした。


スカンジナビア航空のその機材が結局、地震があった成田に飛んでくることができず、取材は中止に。同社便は数日後に運航を再開したものの、欧州系キャリアの多くはその後もしばらく日本路線の運休を続けます。日本へ飛ばない理由は震災そのものではなく、福島原発の事故によるもので、被曝(ひばく)を恐れたクルーたちが日本へのフライトの乗務を拒否していました。

一方、国内の空はどうだったのでしょうか? 震災後は東北地方のほとんどの空港が閉鎖されました。出張などで東北を訪れていた人たちは、当然帰ることができません。地震の直後も唯一、機能していたのが山形空港で、逃げ遅れた人たちを助けるためそこに臨時便を飛ばしつづけた航空会社があります。大阪・伊丹を拠点にローカル路線を運航するJALグループのジェイ・エアでした。

3.11から丸5年になるのを機に、私は当時社長としてジェイ・エアを率いた人物に徹底取材を試みました。その数日間のドラマを再現したレポートを、旅行・観光専門サイト『トラベルボイス』で今日と明日の2回に分けて掲載します。まずは「上」が先ほど公開になりました。興味のある方は、アクセスしてみてください。

≫≫≫「臨時便を東北へ! 逃げ遅れた乗客を“3.11”直後から輸送しつづけたジェイ・エアの物語(上)

S.Akimoto at 16:41│日本のエアライン 
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『これだけは知りたい旅客機の疑問100』『ボーイング787まるごと解説』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)や『航空大革命』(角川oneテーマ21新書)など著書多数。

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