2016年02月20日

百年の孤独

 
タイトルの『百年の孤独』は南米コロンビアのノーベル賞作家、ガルシア・マルケスの代表作ですが、今日は小説の話ではありません。日本の麦焼酎の話です。宮崎県の酒造メーカー・黒木本店の同名の銘酒「百年の孤独」に、昨夜久々に出会いました〔写真〕。


一般的な焼酎は蒸留後にそのまま瓶詰めして出荷されますが、「百年の孤独」はウイスキーなどと同様に蒸留した焼酎をホワイトオークの樽で熟成させます。そうして3年ものや4年もの、5年ものをブレンドしたものが「百年の孤独」で、生産本数が少ないためなかなか手に入りません。私は以前、製造元に近い友人のつてで仕入れたり、デパートの抽選販売で買ったりしてきました。

今週、フィンエアーのヘルシンキ本社から、取材で何度もお世話になった広報マネージャーのマリ・ロウヴィさんがご主人のテッポさんとともに来日しました。国会議事堂に近い「永田町 黒澤」で昨夜、彼らとの会食の約束があり、シンガポールからの帰国直後でしたが私も写真家の倉谷清文氏とともに参加。「永田町 黒澤」は黒澤明監督の料理番だった長女・黒澤和子さんのレシピをもとにしゃぶしゃぶ料理などでもてなしてくれる老舗店です。酒を選ぼうとメニューを見ると、何とそこに「百年の孤独」の文字が! ちょっと──というか、他の銘柄よりもかなり高価だったものの、せっかくなのでボトルを注文しました。めったにないチャンスですので。

色は淡い琥珀色で、香りも焼酎というよりはウイスキーなどの洋酒に近い。アルコール分は40度とやや高めですが、独特のコクと香ばしい麦の風味を味わうため、ストレートかロックで飲むのが合います。私はいつものようにロックで始めると、ロウヴィさん夫妻もそれに習いました。マリさんはあまり強いお酒が苦手なようでしたが、テッポさんは相当に気に入った様子。かなり酔いが回るまで飲んで、語り合い、楽しい宴になりました。

S.Akimoto at 17:01│オフタイム 
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

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