2016年02月02日

ダブルフェザー

 
メキシコ取材から戻りました。facebookにも大きいサイズでアップしたご覧の写真は、メキシコシティからカンクンに向かうアエロメヒコ航空の機内で影したもの。ボーイング737の翼の先に、ポポカテペトル山とイスタクシウアトル山が見えます。5,000メートルを超える火山群で、左側のポポカテペトル山からは白煙が上がっている様子がわかりますか?


ところで、ヒコーキに詳しい人は、主翼先端の形を見て「あれ?」と思ったかもしれません。ウイングレットが従来の737のように単に上に伸びているのではなく、上下に二股に分かれています。「もしかしてMAX!」と驚いた人もいるでしょうか。

いいえ、737MAXはまだ飛んでいません。MAXは先週、ようやく初飛行に成功したばかり。たしかにMAX用に開発されたAT(アドバンスト・テクノロジー)ウイングレットに似ていますが、同じダブルフェザー(二枚羽)タイプであっても、ATウイングレットが上下一体型なのに対してこちらは従来のウイングレットの下に小さな翼を生やしたような形状です。アビエーション・パートナーズが開発し「スピリット・シミター(シミターは三日月の意味)」の名で製造・販売を開始しました。

アエロメヒコ航空は保有する737-800の13機に、この「スピリット・シミター」を発注しています。燃費効率がさらに進化した新しい飛行機での旅を、思わぬところでいち早く体験できました。

Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『これだけは知りたい旅客機の疑問100』『ボーイング787まるごと解説』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)や『航空大革命』(角川oneテーマ21新書)など著書多数。

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