2015年11月25日

飛行機はどこを飛ぶ?

 
富士山を思い浮かべてください、と言われたら、みなさんはどんなな姿を心に描きますか? 多くの人は、平地から見上げた台形の富士山を思うかも知れません。しかし私の頭に浮かぶのは、上空から見下ろした円すいの形。機窓から見える、地球から突き出たような姿は迫力満点で、広いすそ野から頂(いただき)のクレーターへといたる山景は生命力にあふれ、いちど見たら忘れられません。


実業之日本社から発売になった新書『飛行機はどこを飛ぶ? 航空路・空港の不思議と謎』の「まえがき」で、私はそんなメッセージを寄せました。タイトルにもあるように、本書は飛行機が飛ぶルート──「航空路」にテーマを絞って書いたものです。

飛行機に乗る楽しみのひとつは、地上の生活では味わえない、機窓からの眺めです。日本は周囲を海に囲まれている一方、国土の7割以上が山地。美しい湾や山脈が多く、上空からの景色は何回見ても飽きることがありません。また同じ路線なのに、日によって見える景色が違うこともあります。空港に到着するときには、まっすぐ滑走路へ向かえば早そうなのに、思いのほか大きく旋回してアプローチするケースにも何度も遭遇しました。これはいったい、なぜなのでしょうか?

航空をテーマにした本はいろいろあるなかで、本書は航空路や空港にまつわる不思議や謎をさまざまな角度からやさしく解説し、異色の一冊に仕上がりました。空港のラウンジで、離陸前の機内で、窓の外に広がる景色を研究してから旅を始めてみてください。これまでとは違った楽しみがフライトに加わることを願っています。

S.Akimoto at 00:05│空の旅の資料館 
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『これだけは知りたい旅客機の疑問100』『ボーイング787まるごと解説』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)や『航空大革命』(角川oneテーマ21新書)など著書多数。

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