2015年07月06日

豪雨に負けるな!

 
例年にない活発な梅雨前線の影響で九州地方では大雨への警戒がつづくなか、熊本県の天草では“あいつ”が元気に活躍しているようです。本拠地の天草空港から熊本や福岡、大阪(伊丹)へ毎日10フライトを繰り返す天草エアラインの“親子イルカ号”〔写真〕。天気が心配でときどき現地にメールを送ると、先日も「安全第一を念頭におきながら頑張って運航しています」とフタッフから返信がありました。


ところで同社は、2000年の就航から15年間運航してきたボンバルディアDHC-8-Q100を、今年いっぱいで退役させることになりました。代わって来年1月からは、欧州メーカーのATR42-600(48席仕様)がデビューします。長年使い慣れてきた機種を変更するのは、ボンバルディアが同機種の新造機生産を終了したため。JALグループの日本エアコミューターも先月、ATR42の導入を発表しましたが、順番としては天草エアラインが日本で最初の運航会社になります。

機種変更にともなう乗員訓練などにより、8月以降は長期の運休便が発生します。発表されたスケジュールでは、毎日10便あるのうちの6便を10月24日まで運休に。一日3往復体制で運航する天草/福岡の朝と夕方の2往復のみ、継続して利用できます。冬ダイヤが始まる10月25日以降も運休便が出ると思うので、DHC-8-Q100のフライトを楽しみたい人は早めに計画してください。

新規導入するATR42-600も、なかなかいい飛行機です。先週、天草エアラインの弟分(営業部長の川崎茂雄さん)から連絡がありました。「ATR42のフランスでの受領が7月31日に決まりました。その後、必要な手続きを経て、8月に熊本に空輸されてきます。8月下旬にはお披露目会を開きますので、また天草に来てくださいね」と。「もちろん! 何を置いても飛んでいきます」と返事をしました。新しい親子イルカ号に会える日が、いまから楽しみです。

Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『これだけは知りたい旅客機の疑問100』『ボーイング787まるごと解説』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)や『航空大革命』(角川oneテーマ21新書)など著書多数。

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