2015年06月28日

リッチな中間席

 
先日行ってきた北欧の旅の話です。成田からの往路は雲の上で誰にもじゃまされず仕事に集中したかったので、JALがボーイング787にも導入したプライベート感の高い個室型のビジネスクラス「SKY SUITE」を利用しましたが、帰国便でははじめてプレミアムエコノミーの「SKY PREMIUM」を体験。これが、なかなか快適でした。


まず、シートがいい。ビジネスクラスとエコノミークラスの中間の独立したキャビンに、2本の通路をはさんで横一列を“2-3-2”でレイアウト。シートピッチ(前後間隔)は107センチもあって、足もともゆったりです。昔のビジネスクラスより上だ、と感じました。隣席との境にあるひじ掛けも広がり、他人と腕がぶつかるという不快な思いをすることもありません。シェル型設計なので前の席の背もたれが倒れてくることもないし、可動式のフットレストやヘッドレストも装備してあるので、自分にぴったりのポジションに調整できます。

食事は、さすがにビジネスクラスのクオリティまではいかないですが、芋焼酎の「富乃宝山」やシャンパンなどのお酒をオーダーできるのがいい。機内での食事は酒のつまみ程度にしか食べないので、私には十分です。プレミアムエコノミーはかつての「エコノミーにちょっとだけサービスを付加しただけのクラス」というイメージから、ずいぶん進化した印象を受けました。

もちろんビジネスクラスも進化しているので、それと比べるとやっぱり落ちます。でも、ちょっとした旅行でポンとビジネスクラス料金を出せる人は、そうはいません。私だってそうです。行きは満席でしたが、帰国便はわりと空いているという情報を聞いて新しいプレエコを試してみる気になりましたが、これが大当たり! 隣の席に誰も来なかったので、窓側の2席を独り占めしてヘルシンキから成田までの9時間35分のフライトを満喫しました。

Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

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