2015年02月11日

独仏間の移動

 
今回の旅の目的は、エアバスの最新鋭機A350XWBの製造現場の取材です。先ほど、初日の予定を終えました。A350XWBは他のエアバス機と同様に、コンポーネント(構成パーツ)ごとにヨーロッパ各地にある複数の工場で分担して製造。完成したひとかたまりのコンポーネントが南仏トゥールーズにある最終ラインに輸送され、組み上げられていきます。


まずは早朝のフィンエアー便で、ヘルシンキからドイツのハンブルクへ飛びました。ハンブルク工場はA350XWBの製造ラインの中でも最も重要な一つで、後部胴体と機首部の組み立て作業が進められています。迫力の現場を、スタッフの説明を受けながら昼食を挟んで夕方までじっくり取材・撮影し、その後は午後5時過ぎの飛行機で最終ラインのあるトゥールーズへ。定期便の就航がないハンブルクからトゥールーズへの移動では、エアバスの社員やエンジニアたちが使う専用シャトルに便乗させてもらいました。

A318で運航するシャトルの機内は、ほとんど満席です。トゥールーズへ出張するハンブルクのエンジニアもいれば、ハンブルクでの会議や打ち合せを終えて帰るトゥールーズのスタッフも少なくありません。出発待ちのロビーで、さまざまな人に「どちらから?」と声をかけられ、中には私が手にしていた指定座席の番号を見て「このフライトは途中からフランスとスイスの国境沿いを南下していくので、天気がよければ左手にスイスアルプスが見えるよ」と教えてくれる社員も。言われたとおり、離陸後1時間ほどして窓のシェードを上げると、夕日に赤く染まりはじめた雄大な雪山の景色を楽しむことができました〔写真〕。

明日は終日、トゥールーズでA350XWBの最終組立ラインを取材します。そして12日(木)は早朝のエールフランス航空便でトゥールーズからパリへ移動。そこで再びフィンエアーに乗り換え、ヘルシンキ経由で13日(金)の昼前に成田に戻ります。

Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『これだけは知りたい旅客機の疑問100』『ボーイング787まるごと解説』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)や『航空大革命』(角川oneテーマ21新書)など著書多数。

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