2014年10月23日

MRJ完成式典

 
MRJ(三菱リージョナルジェット)のロールアウト式典が先週土曜日(10月18日)に三菱重工の名古屋航空宇宙システム製作所・小牧南工場で開催されました。国産初となるジェット旅客機の“お披露目会”とあって、会場には知り合いの記者仲間らを含め、多くのマスコミ関係者が詰めかけたようです。


私は翌朝から海外取材を控えて入稿作業が重なり、残念ながら式典には出席していません。三菱航空機の親しい広報担当と事前に相談した結果、これまで「ニコニコ生放送(ニコ動)」で航空をテーマにした番組づくりをいっしょに進めてきたディレクターA氏に、私に代わって式典を取材してもらうことになりました。その収録映像をもとに同日20時から特別番組を放送したところ、生で視聴したファンは3万人を突破! 寄せられたコメントも、MRJへの期待の高さをうかがわせる内容が圧倒的だったようです。

映像を通して見ても、MRJのフォルムは本当に美しい。“Made in Japan”の技術が凝縮されたシャープでかつ力強い機体から放送中は目が離せませんでした。式典にはローンチカスタマーのANAからも関係者らが列席。会場にいた同社の広報担当からは「実物はやっぱり違います。格納庫の扉が開かれ、その向こうに光に照らされた機体が登場したときは感動的だった」と報告が届きました。

完成にはこぎ着けたものの、本当の勝負はこれからです。リージョナル機は今後20年間で5000機程度の需要が見込まれる成長分野。ライバル機種と比べ燃費性能を20%以上向上させ、かつ居住性も大幅に高めたMRJは、日本のテクノロジーの素晴らしさをきっと世界に見せつけてくれるはず──そう私は願ってやみません。今後はテスト飛行などを控え、まだ少し先になりますが、ANAによる初就航の際には何をおいても取材に駆けつけたいと思っています。

S.Akimoto at 01:23│航空機&メーカー 
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『これだけは知りたい旅客機の疑問100』『ボーイング787まるごと解説』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)や『航空大革命』(角川oneテーマ21新書)など著書多数。

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