2014年08月18日

太平洋上空から

 
オフィスとして使っている自宅の一室を私は「雲の上の書斎」と呼んでいますが、ときどき本当に「雲の上」で仕事をします。つまりは、移動中の飛行機の機内で。今日は成田から米国アトランタに向かうデルタ航空の機内が、私の書斎になりました。太平洋の上空から現在、このBlogを更新しています。


3カ月ほど前にも一度、JALの国際線Wi-Fiサービスを使ってニューヨークへ向かう機内からBlogを更新しました(2014年5月21日のBlog参照)。同様なサービスの実現に取り組むエアラインが最近、増えています。いま乗っているデルタ航空も、今年3月からアトランタ線やニューヨーク線、ロサンゼルス線などで運航するボーイング747-400でインターネット接続サービスを開始。「保有する16機の747-400のうち、これまで15機に導入が完了した」と広報の人が話していました。

米国への出発前に提出予定だった原稿が終わらず、こうしていま機内で仕事を継続しているわけですが、ネットで必要な情報にアクセスしたりメールのやりとりもできるので何ら不便を感じません。まさに「移動オフィス」です。とりわけデルタ航空が747-400に設置しているビジネスクラスは、プライベート感が抜群に高く、ホテルの一室にいるような感覚で書き物に集中できる。進行方向に向かってシートを斜めに配置する「ヘリンボーン型」を改良し、窓側席では足先が窓を向くように座席を配置しているため、周囲の乗客がまったく気になりません〔写真〕。

書かなければならない原稿がたまると、以前は渡航を控えてきました。ですが、10時間を超えるフライトで誰にも邪魔されずに仕事に集中できるのなら、むしろ積極的に海外に出るのも悪くありません。欧米への長距離便でよく利用するエアラインのうち、私がとくに評価するのがデルタ航空のこの“進化型ヘリンボーン”シートと、JALの777-300ERに搭載された個室タイプの「JAL SKY SUITE」です。この二つは、今後も「雲の上の書斎」のサテライトオフィスとして、積極的に活用していきたいと思います。

Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『これだけは知りたい旅客機の疑問100』『ボーイング787まるごと解説』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)や『航空大革命』(角川oneテーマ21新書)など著書多数。

Logo_MakotoStyle_Tittle.jpg
Contact
仕事依頼などの相談・問い合わせはお気軽にどうぞ。当Blogへのご意見・ご感想もお待ちしています。下のフォームをクリックして画面を呼び出し、ご記入のうえ、送信してください。後ほど連絡させていただきます。

Form
Books












About Link
Blog『雲の上の書斎から』はリンクフリーです。必要に応じて以下のお好きなバナーをご使用ください。リンクされた場合は上記 Contact Formよりご一報いただけますと嬉しいです。