2014年08月10日

空の“虫取り”名人

 
お盆ウィークが始まりました。親とともに地方に帰省する子供たちは、虫取り網を手に、自然の中を駆けずりまわるのを楽しみにしているかも知れません。私の小学生の頃は、つかまえたカブトムシやクワガタを昆虫標本にして夏休みの自由研究として提出する同級生も少なくありませんでした。


そんな虫取りに夢中になった子供たちも、小学校高学年や中学生になると次第に熱は冷めるようですが、なかには大人になっても「虫の追っかけ」をやめられない人がいます。その一人が、私の相棒である航空写真家のチャーリィ古庄氏。彼は虫取り網を“カメラ”に持ち替え、カブトムシやクワガタではなく“ヒコーキ”に狙いを定めて、世界を駆け回ってきました。そうして集めた成果が、先日発売になった彼の新しいムック──『世界の旅客機・捕獲標本』に凝縮されています。

これは古庄氏が日本やアジア、中東、ヨーロッパ、北米、中南米、オセアニア、アフリカなど世界各地で「捕獲」した約600種類の旅客機のデザイン(マーキング)を、まさに「標本」の形で写真と文章で紹介している一冊です。「国旗」「鳥」「動物」「花」などのモチーフごとにカテゴリ分けされ、デザインブックとして眺めていても楽しい。彼の数ある著作の中でも、きっと代表作の一つに加わるでしょう。「出版を記念して8月13日(水)の13時からセントレア(中部国際空港)の4階イベントプラザでサイン会を開催します。時間があれば、ぜひ来てください」と彼は言っていました。お近くにお住まいの方は、ぜひ!

さて、古庄氏とはお盆開けに、久々にいっしょに米国の2都市に向かいます。いくつかの取材ミッションを携えて。もちろん合間には“自由時間”もとれる予定で、私は相変わらずダウンタウンに繰り出すのだと思いますが、彼はきっと私から離れて現地の空港へ向かうのだろうな。大きな網(望遠レンズ)を抱え、珍しい虫(機種)を追いかけに。

S.Akimoto at 01:18│空の旅の資料館 
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『これだけは知りたい旅客機の疑問100』『ボーイング787まるごと解説』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)や『航空大革命』(角川oneテーマ21新書)など著書多数。

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