2014年05月10日

747-8が羽田へ

 
写真はいまから約2年前、2012年6月1日にドイツ・フランクフルト国際空港で撮影しました。ルフトハンザが世界に先駆けて導入した“次世代ジャンボ”──ボーイング747-8インターコンチネンタルです。米国ワシントンDCに向けての初就航に出発する直前の様子で、これを撮影したすぐあとに搭乗が始まったと記憶しています。


とにかく大きい! 前日に開催された機体披露イベントで初めてその巨体を見上げ、思わずそう呟きました。全長は747-400より5.8メートルストレッチされ、76.4メートルに。これはもちろん世界一です。細部には21世紀のテクノロジーが組み込まれました。新設計の主翼構造や高性能エンジンの搭載で747-400に比べ乗客一人あたりの燃料消費とCO2排出をそれぞれ15%削減したほか、騒音の30%軽減にも成功しています。主翼は優雅に後方へと伸び、先端には上方に流れるように折れ曲がったレイクド・ウイングチップを採用。見た目の美しさも増しました。

747-8のローンチカスタマーであるルフトハンザはその後、ニューデリー、バンガロール、シカゴ、ロサンゼルスへと同型機の就航地を広げました。そしていよいよ、今年中には羽田に上陸する予定です。正式発表はまだ少し先になるようですが、おそらく間違いありません。来るなら、早く来てくれないかなあ。ファンの一人として私も心待ちにしています。できれば夏にでも!

今年3月末の那覇から羽田へのANA便を最後に日本の空から姿を消した伝説の名機が、747-8インターコンチネンタルという名で再びよみがえります。ジャンボ機の新しい第一章が幕を開ける2014年夏以降に、ぜひご期待ください。

S.Akimoto at 20:40│就航路線 | 世界のエアライン
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『これだけは知りたい旅客機の疑問100』『ボーイング787まるごと解説』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)や『航空大革命』(角川oneテーマ21新書)など著書多数。

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