2014年04月10日

液体物が許可に?

 
空港で検査場を通って国際線を乗り継ぐ場合、これまで酒類など液体物の機内への持ち込みは禁止されていました。それが本日(4月10日)から成田空港で、最新機器による検査を受けることで「許可」されることに。利用者にとっては嬉しいニュースです。


そもそも液体物の持ち込みが禁止になったのは、2007年3月でした。きっかけとなったのは、前年の2006年8月に英国ロンドンのヒースロー空港で発覚した旅客機爆破テロ未遂事件。摘発された犯行グループは、スポーツ飲料に仕掛けを施した爆発物で航空機を爆破しようとしていたのです。その事件を受けて、国土交通省は「機内に持ち込める液体物は100ミリリットル以下の容器に入れ、1リットル以内の透明で再開封可能な袋に入る範囲内」といった新たなルールの適用を開始しました。

禁止された液体物には、一般の飲料品や化粧品などのほか、歯磨き粉やヘアジェルなどのジェル類、エアゾール、スプレー類なども含まれていました。そうとは知らずに持ち込もうとしてそれらを空港検査場で強制的に「没収」されるケースが頻発し、当初は旅行者からの不満の声が続出。今日から持ち込みを「OK」とした理由は技術の進歩だそうで、乗り継ぎの検査場で液体物を最新式の機器に通し、問題がなければ「STEB(ステブ)」と呼ばれる不正開封防止袋内に密封することで許可されるのだとか。

それで、本当にテロ対策は大丈夫なのか? 私も詳細はわからないので、近く安全面を検証するための取材をかけたいと思います。

S.Akimoto at 23:44│航空機 
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

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