2014年04月01日

いろいろな最後

 
32年も続いた国民的長寿番組『笑っていいとも!』が昨日で最終回を迎え、昼の生放送が終わった直後の午後0時59分にはANAのジャンボ機(ボーイング747-400D)の最終となるNH126便が沖縄の那覇空港を離陸。税率5%だった消費税もその日の23時59分59秒で終わり、日付が変わると8%に引き上がりました。


昨日(3月31日)は、いろんな「最後」がありました。とくに夕方のテレビニュースを賑わせていたのが、747-400Dのラストフライトです。569人の乗客を乗せて満席で飛び発った最終便は、午後3時30分に羽田空港408番スポットに到着。私は現場には行っていませんが、羽田で取材した記者仲間から消防車の放水アーチに出迎えられるNH126便の様子がメールで送られてきました。

昨日はもう一つ、ANAウイングスが運航するDHC-8-Q300という小型機の退役もありました。デハビランド・カナダが開発しボンバルディアが受け継いだDHC-8は、「高翼機」と呼ばれるボディの上に主翼を取り付けた個性的なプロペラ機です〔写真〕。ボディの地上高が低いために、空港での乗り降りもラクラク。実際に利用してみると、プロペラ機でありながらとても静かで、振動なども気になりません。ANAグループでは、かつて国産旅客機YS-11が就航していた札幌・丘珠空港発の着路線や羽田と伊豆諸島を結ぶ路線の後継機として導入し、2001年7月の羽田/大島線での就航が実質的なデビューでした。

最終便となった三宅島行きのNH1849便は羽田を定刻より2時間ほど遅れて出発したものの、三宅島の火山ガスの影響で着陸できずに羽田へ引き返し、ちょっぴり淋しいラストフライトになりました。ジャンボ機引退の陰でほとんど話題になりませんでしたが、お疲れさまと一言、声をかけてあげたいと思います。

Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『これだけは知りたい旅客機の疑問100』『ボーイング787まるごと解説』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)や『航空大革命』(角川oneテーマ21新書)など著書多数。

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