2014年03月24日

ダグラスDC-3

 
前回に続いて、ワシントンDCの国立航空宇宙博物館からの報告をもう一つ。レトロな外観のこの機体は「ダグラスDC-3」──米大陸を横断する寝台旅客機として1935年に製造されました。“グーニーバード(アホウドリ)”の愛称で多くのファンたちに親しまれてきた名機です(大きいサイズの画像はfacebookでどうぞ)。


現在の旅客機と比べると小型ですが、ダグラスDC-3は当時では比類ない機能性を誇りました。DC-1、DC-2の基本型をワイドボディ化して発展させたモデルで、航空輸送の歴史を語るうえでDC-3の存在は欠かせません。飛行性能と輸送力・経済性のバランスに優れた初の本格的商業旅客機として、世界の空で活躍しました。

国立航空宇宙博物館には、他にもさまざまな航空機や宇宙船がところ狭しと展示されていました。一つひとつをじっくり見学していたら、いくら時間があっても足りません。DC-3の奥に見えるのは、ボーイングの基礎を築いたといわれる「ボーイング247-D」。これについても、回を改めて書くことにします。

さて、ワシントンDCから報告を続けてきましたが、私自身は週末に帰国しています。零下の気温の中での取材を終え、いまはホッとひと息。明日からは南半球の国に飛ぶので、その荷造りを始めました。寒かった米東海岸とは一転、これから向かう先は夏から秋にさしかかる穏やかな季節なので、ちょっとウキウキしています。

Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『これだけは知りたい旅客機の疑問100』『ボーイング787まるごと解説』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)や『航空大革命』(角川oneテーマ21新書)など著書多数。

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