2013年12月14日

A330という機材

 
南仏トゥールーズから戻り、現地のエアバス本社で初披露されたスカイマークの新機材A330-300についての報告を、まずは旅行・観光専門ビジネスサイト『トラベルボイス』の連載【秋本俊二のエアライン・レポート】で速報として書きました。スカイマークを率いる西久保愼一社長ともいろいろ話ができ、有意義な取材だったと思います。


それにしても、同じ中型機のなかでなぜA330-300をチョイスしたのか? その質問に西久保氏は「ずばり、安いからですよ」と答えました。「ボーイング787やエアバスが開発中のA350は、新しいテクノロジーが搭載されてたしかに快適なのだと思う。一方で、そうしたニューモデルが市場に出てきた結果、もともと一定の快適性をもっていたA330の価格が相対的に安くなった。われわれとしては、まさにいまこそクオリティの高いシートを安く提供できるタイミングだと判断して導入に踏み切ったんです」。では、A330-300は787と比較して、1機あたりどれくらい安いのか? ちょうどエアバス本社を訪ねていたので、その点も取材してみました。

「多くの航空会社は航空機をリース契約で使用しています」と、エアバスの幹部の一人が話してくれました。「その1カ月のリース料を比べると、787が120万USドル程度なのに対し、A330-300は95万USドル程度。25万USドルもコストが抑えられる。A330は誕生から多くの改良が重ねられ、同じクラスの航空機のなかでも1席あたりの運航コスト効率がきわめて高いモデルに仕上がっているんです」

そんなことも含めて、今回の取材結果をもう少し深く掘り下げた報告記事を現在、誠Styleの連載『“飛行機と空と旅”の話』でも書き始めました。こちらはスカイマークの西久保社長との一問一答によるインタビュー記事です。近々公開しますので、お楽しみに。

Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE夢文庫)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(SBクリエイティブ/サイエンスアイ新書)など著書多数。

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