2013年09月30日

世界一ヒマな空港

 
米国ジョージア州のアトランタ国際空港についての取材記事を、いまから1年ほど前に誠Styleの連載『“飛行機と空と旅”の話』で書きました。「世界一忙しい空港からの報告」と題して。同空港の1日の平均乗降者数は2011年に25万人を超え、年間では世界最多の約9,200万人が利用した──という内容のレポートです。


空港管理組織団体「国際空港評議会」から昨日、各国空港の年間利用者数に関するアップデートされた最新データが発表されました。それによると、2012年も変わらずアトランタ空港が世界第1位。昨年5月に新しい国際線ターミナルがオープンしたこともあり、利用者はさらに300万人以上も増えて9,500万人に達しています。アトランタを拠点とするデルタ航空をはじめ各社の航空機が、5本ある滑走路のうちの同時に3本から次々に飛び立っていく光景は、他ではなかなか見られません。

第2位は中国の北京空港で年間利用者数は約8,193万人、第3位は英国ロンドンのヒースロー空港で約7,004万人、東京の羽田空港が約6,680万人で第4位にランクされました。びっくりしたのは、世界で最も利用者が少なかったと報告されたスペインのソン・ボネット空港で、1年間の利用者がわずか12人! これ、どんな空港なのでしょう?

調べてみたら、ソン・ボネット空港は地中海に浮かぶマヨルカ島にありました。地図で詳しく場所を見ると、スペインで3番目に旅客数が多いといわれるパルマ・デ・マリョルカ空港のわりとすぐ近く。なので、旅行者とは別に地元の人だけが利用するきわめてローカルな空港なのかも知れません。それにしても、年間利用者が12人と聞くと、それだけで訪ねてみたくなります。どんな人たちがどんな目的で使う空港なのかを、取材するために。こんど、ホントに行ってみよ。

S.Akimoto at 16:53│世界のエアポート 
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『これだけは知りたい旅客機の疑問100』『ボーイング787まるごと解説』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)や『航空大革命』(角川oneテーマ21新書)など著書多数。

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