2013年08月28日

自動化ゲート

 
来週からの海外取材を前にパスポートをチェックしていて、有効期限があと2年弱に迫っていることに気づきました。取得して8年も過ぎると、日本出国時や渡航先で押されるさまざまな国のスタンプでどのページもいっぱいになります。ページを増やす「増補」の手続きを1年前にしたので、有効期限までは何とかもちそうですが。


パスポートに押される一つひとつ形の違うスタンプのコレクションを旅の思い出にしている人は少なくありません。しかし一方で、スタンプ集めにまったく興味のない旅行者からは「出入国審査は長い時間並ばされて煩わしいだけ。何とかならないの?」という苦情も。そういう忙しい人たちは、あらかじめ登録したパスポートと指紋をかざすだけで空港での出入国の手続きが自動的に行える「自動化ゲート」の利用がおすすめです〔写真〕。2007年に登場し、現在までに成田、羽田、中部、関西の4つの国際空港に計40台が設置されました。

ただし覚えておきたいのは、自動化ゲートを利用した場合には出入国時のスタンプを押してもらえないこと。熱心なコレクターは「スタンプをパスポートに残せないのでは、いくら時間が短縮できても意味がない。スタンプを押してもらうためなら、おれは何時間だって並ぶよ」と言います。私もじつは、まだ登録していません。といっても、スタンプを集めたいからではなく、単に手続きが面倒臭かっただけですが。過去のスタンプを見ても、私の場合は旅に出た思い出よりも「インクをこんなにつけるから紙面に滲んでるじゃん!」とか「ページを飛ばさないできちんと端から並べて押しやがれ!」といった文句しか出ません(笑)。

法務省は経済の成長戦略に掲げる観光立国の推進に向け、この自動化ゲートを現在のおよそ2倍に増やす方針を決めたそうです。先週は成田空港で、訪れる人々に自動化ゲートの利用登録を呼びかけるキャンペーンを行っていました。さあ、どうしよう。9月からまたあちこちに飛ぶので、この機会に登録だけしておこうかな。

S.Akimoto at 12:12│世界のエアポート 
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『これだけは知りたい旅客機の疑問100』『ボーイング787まるごと解説』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)や『航空大革命』(角川oneテーマ21新書)など著書多数。

Logo_MakotoStyle_Tittle.jpg
Contact
仕事依頼などの相談・問い合わせはお気軽にどうぞ。当Blogへのご意見・ご感想もお待ちしています。下のフォームをクリックして画面を呼び出し、ご記入のうえ、送信してください。後ほど連絡させていただきます。

Form
Books












About Link
Blog『雲の上の書斎から』はリンクフリーです。必要に応じて以下のお好きなバナーをご使用ください。リンクされた場合は上記 Contact Formよりご一報いただけますと嬉しいです。