2013年07月20日

米大陸横断飛行

 
今日は久々に「ソーラーインパルス」について書きます。ソーラーインパルスは、太陽エネルギーだけを動力とする有人飛行機で世界一周を目指す夢のプロジェクト。私も当初から取材を続けて各メディアで報告してきたほか、このBlogでも過去に「ソーラーインパルス」「太陽光で24時間飛行」「スイスからの来客」「夢へ大きな一歩」と題して4回に分けて紹介しました。


今年5月からは、アメリカ大陸横断へのチャレンジを続けてきました。終着地のニューヨークを目指してサンフランシスコ郊外の空港を離陸したのが、5月3日。交代で操縦するのは、同プロジェクトのリーダーである二人──スイス人の冒険家で精神科医でもあるベルトラン・ピカール氏(55)と、エンジニア出身の経営コンサルタントでスイス空軍戦闘機や旅客機のパイロットとしても活躍してきたアンドレ・ボルシュベルグ氏(60)です。

彼らとは2010年に来日したときに面会し、いろいろ話しました。そんな旧知の仲なので、プロジェクトの動向は私も気になって仕方ありません。大陸横断飛行を続ける途中、左翼が2メートル以上にわたって避けたという報告を受けたときには、ヒヤリとしました。そのハプニングがあったため、乱気流を抑える目的から着陸時にはエアブレーキが使用できなかったそうですが、それでも何とか無事に今月6日にニューヨークに到着。冒険の旅を終えた二人の満面の笑顔〔写真〕が届いたときには、本当に嬉しかったです。

当初の計画からはやや遅れているものの、ソーラーインパルスは最終目標である世界一周飛行を2015年に予定。そのときは何としても現場に駆けつけ、彼らに直接声援を送りたいと思っています。

Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE夢文庫)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(SBクリエイティブ/サイエンスアイ新書)など著書多数。

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