2013年05月25日

ランタン祭り

 
中心部を流れるトゥボン川沿いの通りに、ランタン(提灯)を売る店がいくつも並んでいます。いろんな形があって、色もとてもカラフル。骨組みは竹でできていますが、そこに張り合わせていくのは紙ではありません。布です。だからほの暗い、独特の優しい灯りになるんだ──と、店のヒューさんという売り子が教えてくれました。竹の厚みを調整することで、一つひとつ違ったカーブをつくり出しています。


「日本の提灯は上と下からぺしゃんこに押して畳みますでしょ。でもホイアンのは、こうして真ん中のふくらんだ部分を潰すようにしてタテに細長くして仕舞うんです」とヒューさんが実演して見せてくれました。「ホイアンにはベトナム中の人たちがランタンを買いに来るんですよ」

この街では、どこの家の前にもランタンが飾られています。昼間は見逃していましたが、夕方再び旧市街にやってきて、それに気づきました。午後6時を過ぎると、すべての家のランタンに灯がともり、やわらかい光が世界遺産の街を包みはじめます。

一昨日の夜は、毎月旧暦の14日に開催されるランタン・フェスティバルの日。たくさんの地元の人たちや観光客が来ていました。橋の上でお店を開いていた親子から、ロウソクがともった灯籠を1USドル(約100円)で購入し、それを長い竿の先端に吊るしてトゥボン川に浮かべます。願いごとをそっと囁きながら。そんなお決まりの儀式に、私もまぜてもらってきました〔写真〕。私が何をお願いしたかは──ナイショ、です。

S.Akimoto at 06:46│アジア・太平洋の旅 
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE夢文庫)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(SBクリエイティブ/サイエンスアイ新書)など著書多数。

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