2013年04月01日

さよなら、MD-90

 
日付が変わって月曜日──また1枚、カレンダーをめくります。3月が終わるこの週末も、成田のオープンスカイ(航空自由化)の開始や国内LCCによる初のセントレア乗り入れなど、いろいろありました。なかでも大きなイベントの一つだったのが、30日(土)夜に実施されたJALのMD-90のラストフライトでしょう。


マクドネル・ダグラスが開発したMD-90は2発のリアエンジンを持つ単通路機で、これまで2000機近くが生産されています。かつてJALと統合前のJAS(日本エアシステム)が独自に導入し、日本の空の歴史に一時代を築いてきた機体が、30日の広島から羽田へのフライトを最後に姿を消しました。「羽田空港の第1ターミナルにはその雄姿をカメラをに収めようと、多くの航空ファンが詰めかけた」と現場で取材に当たった記者から報告が入っています。

JASが1996年から導入したMD-90は、機体に映画監督・黒澤明さんが手がけた7種のレインボーが描かれたことでも知られています。これらは黒澤監督の代表作品にちなんで「七人の侍」という愛称がつけられ、のちに7パターンがすべて2機体制になると、2機目のほうを「影武者」と呼ぶ人もいました。写真は「七人の侍」のうちの4号機。頭の部分が緑色なので、JALのパイロットたちに「ミドリちゃん」のニックネームがつけられた機体です。

話は変わりますが、昨日の日曜日は地元のソフトボールの試合に参加してきました。地域の自治体が主催する今期の公式トーナメントが2週間前から始まり、昨日はその第2戦。4番・三塁手で出たのですが、結果は──言わないことにします(笑)。身体がもう思うように動かないし、現役を退きたいと監督に言っても、9人のレギュラーのうち私は3番目に若い年老いたチームなので受けつけてもらえません。MD-90のように、かっこよく、惜しまれながら引退したいのですが。

S.Akimoto at 00:06│日本のエアライン 
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

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