2013年03月29日

ドバイの日本人CA

 
昨年秋にエミレーツ航空を利用してポルトガルのリスボンを取材した際に、経由地であるドバイに2日間滞在し、同エアラインの本社を訪ねました。クルーの訓練施設で私を出迎えてくれたのが、ご覧の入社10年目になる日本人CA、田村郁子さんです。


田村さんがかつてアメリカ・カリフォルニアでの留学を終え、モルディブの旅行社に現地駐在員として勤務していたときでした。「目の前で発着するエミレーツ航空の美しい機体に目を奪われ、クルーの採用試験に応募しようと思い立ったんです」と話す田村さん。その試験に合格して以来、ずっとドバイベースの生活が続き、現在もエアバスA380のファーストクラスキャビンなどを担当して世界を飛び回っています。

エミレーツ航空は急成長を続け、在籍するクルーは1万3,000人を超えました。田村さんが入社した2003年当時は4,000人ほどだったというので、この10年で3倍以上に増えた計算です。国際色の豊かさ、という点もエミレーツ航空の特徴でしょう。クルーの国籍はじつに120カ国。そんな多国籍のクルーたちとうまくやっていく方法は? という私の質問に、田村さんは「お互いの“違い”を認め合うことですね。宗教も政治観も肌の色も一人ひとり違うので、まずは相手を尊重すること──それに尽きると思います」と話してくれました。

さて、航空のジャンルに強いイカロス出版の刊行物の一つに『月刊エアステージ』という老舗雑誌があります。CAやグランドスタッフの仕事を夢みる人なら、一度は手にとったことがあるかも知れません。昨日発売になった同誌の2013年5月号に、私も久しぶりに寄稿しました。ドバイのクルー訓練施設を案内してもらいながらの田村さんとの一問一答を、誌面で再現しています。

S.Akimoto at 00:03│世界のエアライン 
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

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