2013年02月09日

キャサリン渓谷

 
計1週間におよんだオーストラリア大陸縦断取材について、時系列を追わずあちこちに飛びながら報告を続けてきました。今日はその最終回──ザ・ガン鉄道に乗って3日目の朝に到着したキャサリンでの、雄大な渓谷をゆくボートツアーについて書きます。


ザ・ガン鉄道はアデレードからダーウゥンまでの2泊3日の旅程のなかで、途中アリススプリングスで3時間25分、キャサリンで4時間40分停車します。これは乗客に内陸部の観光をゆっくり楽しんでもらおうという配慮からであり、それぞれの停車時間中にはいくつかの“オフ・トレイン・ツアー”が用意されていました。

3日目に到着したキャサリンには、近郊に世界でも有数の渓谷美を誇るニトミルク国立公園(キャサリン渓谷)があります。ここで用意されたオフ・トレイン・ツアーは、その渓谷観光をメインにした6種類。私たちはそのうち、同国立公園の入口にあたる第1と第2の渓谷をボートで観光するクルーズツアーに参加しました〔写真〕。2,500万年の歳月をかけてできあがった壮大な渓谷を目の当たりにし、その美しさと迫力にしばしシャッターを押すのも忘れてしまうほど。このあたりは野生動物の宝庫でもあり、ボート乗り場の近くではぴょんぴょんと跳ねて遊ぶワラビーたちを、そしてボートからは川面に潜むクロコダイルも目撃しました。

ボートは30分ほど行って岩場に停泊し、そこからは歩いて渓谷を進みます。意外と短いクルーズだったな、と思いきや、しばらく歩いた先に別のボートが待機していました。「これにまた乗り換えるの?」と案内役のガイドに聞くと、彼はうなずいて言います。「水位が高い雨期だとボートでそのまま第2渓谷まで行けるんだけど、いまの時期は第1から第2渓谷の間は水位が低くなって、ボートが通れないんだ。まあ、お客さんたちには、渓谷ウォークも体験できるからとこの時期のほうが人気だけどね」。なるほど。歩いたおかげで先住民アボリジニの壁画なども見ることができました。

さて、冒頭で「今日は(取材報告の)最終回」と書きました。でもこれは、もちろんこのBlogでの話。「ジェットスター航空とザ・ガン鉄道でゆくオーストラリア大陸縦断の旅」と題するまとまったレポートは、雑誌やWeb連載などいくつかのメディアで後日、発表する予定です。

S.Akimoto at 11:41│アジア・太平洋の旅 
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE夢文庫)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(SBクリエイティブ/サイエンスアイ新書)など著書多数。

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