2013年01月29日

ザ・ガン鉄道

 
南オーストラリア州の州都アデレードから北端の街ダーウィンへ。豪大陸を縦断するザ・ガン鉄道は2004年1月に全線が開通以来、世界中から予約が殺到している人気列車で、今回の取材はこの列車に乗ることがメイン目的の一つでした。約3,000キロの道程を、2泊3日かけて旅します。


アデレード市内にある始発駅パークランズ・ターミナルに私が到着したのは、午前10時過ぎです。出発は12時20分なので、それまで駅の様子やプラットフォームに入線している車両を取材しました。

通常は、エアラインのファーストクラスに相当するゴールドカンガルー・クラスの客車5両に、同クラスのラウンジカーとダイニングカーが1両ずつ、さらに一般席のレッドカンガルー・クラスの寝台客車が1両と座席車が2両、同クラス用のラウンジカーとダイニングカー、そこにスタッフ車両と荷物運搬車両、自動車運搬車両、電源車両がそれぞれ1両ずつ加わり、先頭に電気式ディーゼル機関車を2両連結して走ります。

以上の車両を合計すると18両編成で、長さにすると403メートルになります。日本の新幹線の700系のぞみ(16両編成で404メートル)と全長はほぼ変わりません。ですがこれは、あくまで基本編成の場合の話。実際は予約状況に合わせて客車やラウンジ車両、ダイニング車両などが追加されます。駅で乗客のチェックイン手続きをアシストしていたジェニーさんは「これまで最大で47両編成で走ったことがあります。そのときは長さが1.2キロを超えたんですよ」と話していました。

ジェニーさんによると、私が乗る列車の編成は計32両。ざっと計算してみたら、長さは850メートルにもなります。ホームの中央に立って左右を見渡しても、列車全体を視界に入れることはできません。まずは「THE GHAN」の文字とロゴマークの入った赤いディーゼル機関車を写真に撮ろう。そう思ってホームの端まで行ったら、先頭車両はホームに収まりきれずそのずっと先にはみ出していて、撮影できませんでした。途中駅でチャンスを探ろうと思います。

S.Akimoto at 18:37│アジア・太平洋の旅 
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

Logo_MakotoStyle_Tittle.jpg
 
Contact

仕事依頼や相談・問い合わせは以下よりお気軽にどうぞ。のちほど連絡させていただきます。     ◇  ◇  ◇

名前
メール
本文
Books