2013年01月14日

成人の日に

 
朝から雨や雪まじりのあいにくの空模様です。昨日までは冬晴れの天気が続いたのに。それでも駅の改札口では、晴れ着姿の若者たちを何人も見かけました。中学や高校のときの同級生たちと待ち合わせ、式典会場に向かうのでしょう。傘をさして数人で寄り添っていく姿を遠目に、ふと考えました。今日成人式を迎えるのは、1992年4月から93年3月までに生を受けた人たち。彼ら、彼女らが時を刻み始めた20年前の1993年は、航空界ではどんなことがあった1年だったかな──と。


まず機体の関係では、この年の3月11日にエアバスのA321が初飛行しました。A321はA320ファミリーの一つで、胴体を伸ばしたストレッチ型。単通路ベストセラー機A320の初飛行からは6年が経過していました。そして同年5月3日には、ボーイングの貨物専用ジャンボ機747-400Fが初飛行を遂げます。

エアライン関係では、カタール航空が1993年11月22日に設立されました。同社はこの20年間で急成長し、現在は首都ドーハから世界110都市へ路線網を拡大。カタールは2022年のサッカーW杯の開催地に中東で初めて選出されています。そのフラッグキャリアとして、今後さらに大きな飛躍が待っているかも知れません。

空港の関係でも重要な出来事がありました。「ビッグバード」の愛称で親しまれる羽田空港の新ターミナルがグランドオープンしたのが、1993年の9月27日です〔写真=チャーリィ古庄氏撮影〕。あれからもう20年が経ったなんて、なんだか信じられません。その後、2004年に第2ターミナルが完成し、第1と第2をJALグループとANAグループで使い分けるようになりました。2010年10月には新しい国際線ターミナルも供用を開始し、羽田空港もこの20年でめまぐるしい変貌を遂げています。

以上、今日は静かな雪音を聞きながらの仕事の合間に、20年前の航空界を簡単に振り返ってみました。成人式を迎えたみなさん、おめでとうございます。これからの活躍を祈っています。

S.Akimoto at 12:28│航空機 | エアポート
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

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