2013年01月08日

ヒコーキの貯金箱

 
元日フライトでお会いしたタイ国際航空の日本人クルー、城戸京子さんのことを、前回のBlogで紹介しました。城戸さんとは、じつは帰国のフライトでも同じ便に。まったくの偶然です。彼女はメインデッキの担当でしたが、ときどき私がいるアッパーデッキのビジネスクラスにも顔を出し、また少し話すことができました。


そして成田空港が近づき、そろそろアプローチ降下が始まるかなというときに、再び現れて「子どものおもちゃみたいですが、よろしければ」と渡してくれたのが上の写真のグッズです。

A380の就航を記念したトランプとキーホルダー、そして丸いのがヒコーキの形をした貯金箱です。よく見ると、この貯金箱だけはA380ではなく、ボーイング747。2階席が先頭部分にしかありません。でもこれ、かなりの優れものです。

おしりの部分にボタン電池が入るようになっていて、背中の挿入口からコインを落とすとギューンというエンジン音が鳴ります。何度か繰り返して、笑ってしまいました。そして「失敗した!」と思ったのですが、もう後の祭り。主翼と垂直尾翼がボディとは別になっていて、ビニールの袋にきれいにパッキングされていたのに、組み立てて写真を撮ろうと破って取り出してしまったのです。きちんとパッキングされたままなら、誰かにお土産としてあげられたのに。こういうグッズ、欲しいというファンは多そうですから。

仕方ない、自分で使いますか。500円玉でも貯めて。500円玉でいっぱいにふくれたら、そこそこの金額になるでしょうから、そのお金で一番行きたい国に旅しようかな。貯めたマイルではなく、貯めた500円玉で旅に出る──仕事ではなく、まったくのプライベートで。うん、いいかも知れない。あ、でも、そもそも私が一番行きたい国ってどこなのだろう。そんなことを考えていたら、俄然楽しくなってきました。

S.Akimoto at 00:33
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

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