2012年12月14日

787で長距離移動

 
3年前のちょうどいまごろでした。当時、開発が予定より2年以上遅れていたボーイング787。初飛行はいつ実現するのか? 世界中が注目する中、製造現場のアメリカ・シアトルから直前になって急きょ「12月15日に実施する」と発表されたのです。


初飛行を成功裏に終え、翌2010年からは実用化に向けて細部を検証する実地テストに移行しました。必要なチェック項目を一つひとつクリアし、ローンチカスタマーであるANAの1号機が羽田に到着したのは2011年9月28日〔写真〕。同年11月に国内線でデビューし、現在は国際線も含めて787ネットワークは各地に広がっています。787はライバルのJALも戦略機種と位置づけ、欧米やアジアへの路線で運航を始めました。

ファンの方たちからも「もう乗りました!」という報告がたくさん届いています。もっとも、その多くはまだ国内線の短距離フライトでの体験かも知れません。787の本当の意味での快適性は、ロングフライトで利用してみないと実感できないのではないか。そう私は思っています。ANAが787の羽田/岡山・広島線での運航をスタートする前に実施した香港へのチャーターフライトを、私は航空写真家のチャーリィ古庄氏をともなって取材しました。しかしそれ以上のロングフライトは、私もまだ体験していません。海外──とくに欧米への長距離路線が充実した頃に、改めてじっくり取材しよう。そう古庄氏とも話していたからです。

日系2社を含めたエアライン数社が、年が明けた2013年から787でのアメリカやヨーロッパへの新規路線を続々と開設します。それを受けて私と古庄氏も、いよいよ具体的な取材準備に入りました。できれば1月に、遅くとも2月中には取材を敢行する予定です。どのエアラインのど路線を取材するかはまだ発表できませんが、いずれこのBlogを含めて各メディアで報告したいと思います。

S.Akimoto at 00:36│就航路線 | 航空機&メーカー
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『これだけは知りたい旅客機の疑問100』『ボーイング787まるごと解説』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)や『航空大革命』(角川oneテーマ21新書)など著書多数。

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