2012年10月10日

空中巴士と波音

 
中国語でエアバスは「空中巴士」と書き、ボーイングは漢字二文字で「波音」になるんだな。先週末に郵送されてきたご覧の2冊の本を前に、思わずそんなことを呟きました。エアバスA380は「空中巴士A380」と、ボーイング787は「波音787」とカバーに表記されています。ついでに言うと、「まるごと解説」は「完整解説」となっていました。


サイエンス・アイ新書の「まるごと解説シリーズ」として出した2冊──『エアバスA380まるごと解説』と『ボーイング787まるごと解説』が、中国語に翻訳されて新たに台湾で発売になりました。著者として、とても嬉しく思います。

届いた翻訳本、さっそく開いてみました。さっぱり読めません。当然です(笑)。でも、中身に使われている写真は同じですし、それに一つ発見しました。去年の12月10日のBlogでも紹介したパラパラ漫画ですが、『ボーイング787──』のほうにはちゃんと載っています。なぜか『エアバスA380』のほうにはないのですが。そして『ボーイング787──』のパラパラ漫画は、本をパラパラめくっても飛行機のイラストが動きません。各見開きページの右上片隅の同じ位置に、同じイラストが配置されているだけです。だから、パラパラやってもいっこうに飛んでいかない(笑)。

台湾の出版社は、このパラパラ漫画の仕組みをよくわかっていないのでしょうか。それとも、コストがかかるからやらないだけ? こんなところの差にも、日本人のユーモア感覚やサービス精神の高さが読み取れる気がします。

S.Akimoto at 06:43│書籍・読書 
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

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