2012年07月12日

ヤンゴン直行便

 
お茶の伊藤園が現地で「お〜いお茶」などの製造・販売へ。ユニクロが中国に代わる生産拠点として2013にも縫製工場を建設。NTTデータが2012年9月から開発拠点をスタートさせ、当初採用する現地社員50人を5年後には500人に増員。三井物産が現地に駐在員事務所を開設──。


以上はいずれも、民主化が進むミャンマーにからむニュースです。中国の5分の1といわれる安価な人件費に支えられた生産拠点としての魅力と、人口6,200万人という隣国タイに匹敵する東南アジア有数の消費市場の両方を兼ね備えている点から、日本企業の進出機運がにわかに高まってきました。

エアライン業界では、ANAが今年10月15日より、成田からミャンマー最大の商業都市ヤンゴンへの直行便を開設すると発表しました。当面は月、水、土曜日の週3便の運航で、使用機材はボーイング737-700ER。日本からの出張需要に狙いを定め、これまでムンバイ線などで運航してきた38席すべてがビジネスクラス仕様というビジネスジェットで運航されます〔写真〕。

ヤンゴンへは、ANAに先だって大韓航空も9月13日よりソウルからの直行便運航を開始します。ミャンマーは黄金の仏塔シュエダゴン・パゴダなど観光資源も豊富で、ANAでも「今後の民主化の進展いかんでは、機材変更やエコノミー席の導入も視野に入れていきたい」とコメント。この秋以降は新しい旅行先としてもミャンマーのクローズアップが進むかもしれません。

S.Akimoto at 10:37│就航路線 | アジア・太平洋の旅
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『これだけは知りたい旅客機の疑問100』『ボーイング787まるごと解説』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)や『航空大革命』(角川oneテーマ21新書)など著書多数。

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