2012年06月11日

文句なしの新シート

 
エアライン各社はここ数年、競うようにビジネスクラスのリニューアルを進めています。その中でも人気の一つが、進行方向に向かって斜めにシートを配置した「ヘリンボーン型」と呼ばれるレイアウト。まるで魚の骨を連想させることから、この名前がつきました。


ヘリンボーン型を採用しているエアラインは数社あります。その1社がデルタ航空で、先月も私は同社のLA線やアトランタ線でこのシートを体験してきました。2本の通路をはさんで“1-2-1”という贅沢なキャビン設計で、「プライバシーが守られる上に、どの席からもダイレクトに通路に出られる」というのが人気の理由です。

しかしヘリンボーン型シートにも、弱点がありました。それは斜めに座るので、通路をはさんで隣の乗客とときどき顔が合ってしまうこと。またカップルでの利用者にとっては、真ん中の2席並びをとっても斜めに背中合わせに座る形になるので、会話がしにくいという声があったようです。

そこでデルタ航空は、ヘリンボーン型をさらに進化させました。同じ“1-2-1”の斜め配置でも、窓側のシートは窓に向かって、中央の2席並びも通路を背中にする形のレイアウトに変えたのです。これならカップルでの利用者には二人だけのスイート感あふれる空間を提供できます。写真は、私が昨日の成田からのフライトで利用した窓側シートですが、本当にプライベート感が高く、快適でした。

さて、LAへ、アトランタへと5月にデルタ航空で旅してきたばかりの私が、今回はこの新シートでいずこへ。これから撮影を兼ねて街に繰り出しますので、その報告は写真も添えてまた明日にでも。

Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE夢文庫)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(SBクリエイティブ/サイエンスアイ新書)など著書多数。

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