2012年04月16日

最強のCクラス

 
シンガポール航空のボーイング747に別れを告げるメモリアルフライト取材から帰国して、1週間が経ちました。747による東京/シンガポール間の大量輸送の主役は、現在はエアバスのオール2階建て機A380にバトンが受け継がれています。写真は、成田への帰国便で乗ったそのA380のビジネスクラスです。背もたれを前側に倒してベッドにした状態ですが、ご覧のようにとにかく広い。各社の同クラスと比べても、私は「最強のシート」と評価してきました。


60席に設置数を抑えたビジネスクラスに、アッパーデッキ全体の3分の2のスペースが割かれています。その贅沢なスペースに、2本の通路をはさんで横1列を“1-2-1”のたった4席でレイアウト。横幅が本当にゆったりしていて、大げさではなく二人並んで座れてしまうサイズです。

シンガポール航空は先週末、毎日3往復しているシンガポールからロンドンへの全便を6月1日よりA380での運航に変えると発表しました。なんとも、うらやましい! 同社が日本線にA380を投入しているのは現在、シンガポールから成田を経由してロサンゼルスに向かうSQ12便と、その逆のルートのSQ11便のみ。東京便もすべてA380になるといいのにな、と思います。

7、8時間のフライトを終えて目的地に到着すると、普通は「やれやれ、やっと着いた」とホッとします。が、これもそのときの状況によりけり。先週、A380でシンガポールから成田にランディングした際に、私は思わず呟きました。「ああ、もう着いちゃった。ここ(成田)で降りずに、このままロサンゼルスまで飛んでいけたらいいのにな」と。

S.Akimoto at 09:29│海外トピックス | 国内の旅
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

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