2012年03月22日

Boston in 1987

 
ボーイングは3月20日、GE製エンジンを搭載した787の型式証明をFAA(米連邦航空局)より取得したと発表しました。これに先だって、ロールスロイス製エンジン搭載の787は2011年8月にすでに型式証明を取得。こちらはローンチカスタマーのANAに納入され、国内外の空で活躍を始めています。しかし異なるエンジンを装備する場合は、別途に証明を取得しなければなりません。


若干の遅れが懸念されていたGE製エンジン搭載の787が、いよいよこれで完成しました。JALはその初号機を25日にボーイングから受領し、翌26日には米国を出発。27日に成田に到着します。

そして4月22日から、787による成田からボストンへの直行便が新規に開設されます。キャビンにはビジネス42席、エコノミー144席の計186席を設置。これまで長距離国際線を運航する場合は、大量の燃料が必要なのでどうしても大型機に頼ることになり、一度に多くの乗客が利用する路線でなければビジネスとして成立しませんでした。しかし燃費効率が同サイズに従来機に比べ20%向上した787なら、180人程度の乗客数で長距離を飛ばしても十分にペイできます。今後はかつてダイレクトにアクセスできなかったさまざまな都市に就航地が広がるでしょう。JALはたとえば、2012年度中に成田/サンディエゴ線などの開設も発表しています。

成田からダイレクトにボストンへ。いいなあ。写真はアメリカをしばらく放浪中、ふらっとボストンに立ち寄ったときのものです。画質が粗いのはフィルムで撮った写真をスキャナーで読み込んでいるから。思えば、もう25年も昔の旅です。私も若かったですし、街の様子もいまはすっかり変わっているでしょうね。近く再訪してみようかな──ボストン。JALの直行便で。

Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE夢文庫)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(SBクリエイティブ/サイエンスアイ新書)など著書多数。

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