2012年03月15日

シートピッチの話

 
現地時間の昨夜8時にイスタンブールのアタチュルク国際空港に到着しました。成田からイスタンブールへは、飛んでいる間だけでもたっぷり12時間。本を読んだり映画を観たり、いろいろしないと時間が進みません。「12時間なんて寝てればすぐだよ」という人もいますが、私は機内ではあまり眠れないほうですし、眠れるかどうかはシートの快適さにも左右されるでしょう。そこで今日は、トルコ航空のシートの話を──。


エアライン各社が上級クラスの新しいシートを発表すると、必ず注目されるのが「シートピッチ」──座席の前後間隔のサイズです。上の写真は、昨日のフライトで利用したトルコ航空のビジネスクラス・シート。ご覧のとおり、シートピッチがとにかく長い! 公表されているサイズは約2メートルで、ビジネスクラスとしては決して突出しているわけではないのですが、2メートルじゃきかないだろうといつも思います。だって、フルフラットにして寝そべっても、私などは足もとに余裕がありすぎてむしろ不安定な印象さえ受けるのですから。

日本人は足が短いからだよ、といわれればそれまでですが、トルコ航空は身体の大きいヨーロッパの人たちをターゲットにしているのは間違いありません。イスタンブールはアジアとヨーロッパと──その両大陸にまたがる都市です。そこを拠点とするトルコ航空をアジアのエアラインとするかヨーロッパのエアラインとするか、以前はよく迷いました。しかし彼らが常に口にするのは「目指すはヨーロッパNo.1のエアライン」という言葉。その目標を達成するためにも、ゆったりしたシートピッチでの快適なスペースの提供が不可欠なのでしょう。

シートピッチが他社に比べてゆったりサイズであることは、上級エコノミーの「コンフォートクラス」でさらに際立っています。こちらは先ほど、facebookで写真を公開しましたので、参考にしてみてください。

Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『これだけは知りたい旅客機の疑問100』『ボーイング787まるごと解説』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)や『航空大革命』(角川oneテーマ21新書)など著書多数。

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