2011年12月13日

デビュー間近の747-8

 
ジャンボ機747-400の後継機となるボーイング747-8のテスト飛行と納品前検査を先週、フランクフルト空港で4日間をかけて実施したとドイツから報告が届きました。新開発の747-8は「次世代ジャンボ」と呼ばれ、全長76.4メートル、全幅68.5メートルと従来のジャンボ機よりひと回りビッグサイズ。燃費効率が向上するほか騒音も軽減する「地球にやさしい機材」としてルフトハンザが世界に先駆けて導入を決め、これまで20機を発注しています。


1号機納入への最終段階となった先週のテストでは、ルフトハンザのパイロット3名とボーイングのパイロット2名が乗り、シアトルから約9時間かけてフランクフルトに到着。その後、現地では空港内の格納庫とランプエリアを舞台に、メンテナンスとエンジニアリングの演習が進められました。

ルフトハンザへの1号機納入は2012年の早い時期に予定されているそうで、来年が楽しみですね。私もまた、現地に飛んで取材したいと思っています。

ところで、747-8はすでに世界の空で実際に飛び始めているのをご存じですか? ひと足先に完成したのは、747-8の貨物専用機である747-8F。Fは「フレイター(貨物機)」の意味です。今年11月8日にはキャセイパシフィック航空が運航を始めた747-8Fが成田に初飛来し、多くの熱心な航空ファンが空港に詰めかけました。「貨物機なので、それほど話題にはならないかと思ったら、すごい人気でしたね」と、関係者たちも驚きを隠せない様子です。

当日は別の取材が重なって私は成田に行けなかったため、残念ながらその写真はありません。代わりに、1年前にシアトルへ飛び、製造中だったキャセイパシフィック航空の747-8Fを上空から撮影した1枚を掲載しておきます。

S.Akimoto at 11:02
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

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