2011年11月22日

UAの記者懇談会

 
本日は午後から、ユナイテッド航空主催の記者懇談会に出席してきました。同社は毎年、春と秋に一度ずつメディアとの対話の場を設定。最近の活動報告や今後に向けた事業計画が説明されたあとで、記者たちの質問に答えます。そのやりとりの中で今回出てきた話題の一つが、ボーイング787“ドリームライナー”についてでした。


ユナイテッド航空もこれまで50機の787を発注し、10月12日にはシアトルのボーイング工場で同社向けの1号機の組み立てがすでに完了しています〔写真〕。その1号機を2012年後半に受領する予定であることが、今日の会合でアジア・太平洋地区副社長のジェームス・ミュラー氏から伝えられました。そうなると当然気になるのが、ユナイテッド航空はどの路線に787を投入するのか──ということ。列席した記者たちからは案の定、その質問がミュラー氏にぶつけられました。

「導入路線については現在社内で検討中です。まだ発表できる段階ではありません」と、ミュラー氏の答えも予想どおり。「しかし計50機を受け取るので、いずれそう遠からず日本にもやってくることは間違いないでしょう」

そんななかで一つだけ、ミュラー氏が787の就航を認めた路線があります。それは、対等合併したコンチネンタル航空が発表していたテキサス州ヒューストンと南半球ニュージーランドのオークランドを結ぶ路線。「フライトに長時間を要するヒューストン/オークランド線には大型機が必要ですが、マーケットとしては大型機を飛ばしてペイするほどの規模ではない。だから直行便の就航が難しかった。こういう路線こそ、787のメリットが最も生きる」とミュラー氏は言いました。

就航時期こそ未定ではあるものの、15時間近いロングフライトで787の快適さを味わえるのは魅力です。実現したら、この2つの都市へ飛ばなければならない用事をつくって、さっそく乗りに行くつもり。楽しみです。もっとも、ヒューストンとオークランドを同時に訪ねるって、どんな用事なのかなあ(笑)。

Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE夢文庫)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(SBクリエイティブ/サイエンスアイ新書)など著書多数。

Logo_MakotoStyle_Tittle.jpg
Contact
仕事依頼などの相談・問い合わせはお気軽にどうぞ。当Blogへのご意見・ご感想もお待ちしています。下のフォームをクリックして画面を呼び出し、ご記入のうえ、送信してください。後ほど連絡させていただきます。

Form
Books














About Link
Blog『雲の上の書斎から』はリンクフリーです。必要に応じて以下のお好きなバナーをご使用ください。リンクされた場合は上記 Contact Formよりご一報いただけますと嬉しいです。