2011年11月10日

桃のエアライン

 
来ましたねえ、ピンクと白で着飾った派手な機体が。日本初の本格的なローコストキャリア、ピーチ(Peach Aviation)の1号機が今朝9時過ぎ、関西国際空港に到着しました〔写真〕。私も今日は朝から日帰りで関西へ。といっても、このピーチ1号機の取材が目的だったわけではありません。別件での出張でしたが、関空のターミナルにはピンクの機体をひと目見ようと多くのファンや報道陣が集まっていました。


ピーチが使用するのは、エアバスの単通路型ベストセラー機A320です。機首部分は白く、ボディから尾翼にかけては鮮やかなピンクで塗装された機体は、本当に目立ちます。2012年3月に関西から札幌と福岡へ、同5月からはソウルへも飛び始める予定で、日本の空が華やぐことは間違いありません。

昨日は同社の3レターコード(APJ)と2レターコード(MM)も発表されました。3レターコードのAPJが「Air Peach Japan」の頭文字であることは想像できますが、では、2レターコードのMMはなぜ? そんな疑問を持った人も少なくなかったようです。便名などに使われるこの2レターコードは、JALは「JL」だし、ANAは旧社名のニッポンヘリコプターにちなんで「NH」を使用。それらに比べてピーチの「MM」は、たしかに意味がわかりません。

いいえ、私はすぐにピンときました。MMって「MOMO」じゃないかな──と。モモ、桃。つまりはピーチ。心のどこかに「まさかそれはないか」という思いはあったものの、ビンゴだったようです。多くの人たちに親しまれるエアラインに。スタッフたちのそんな願いが、この2レターコードに託されているように感じました。

S.Akimoto at 23:17│日本のエアライン | 航空機
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

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