2011年03月04日

有料サービスの値段

 
マレーシアのクアラルンプールに来ています。昨年12月に羽田に就航した話題のLCC、エアアジアX〔写真〕を利用して。みなさんも気になっていると思いますので、有料の機内サービスについて報告しておきますね。


羽田発のエアアジアX便は深夜23時45分に出発するので、自宅や空港で食事を済ませてから乗る人も多く、シートにつくとすぐに眠りにつく人も。エアバスA330-300は定刻どおりスポットを離れ、それから40分ほどすると機内サービスが始まりました。深夜便なので、乗客も早めのサービスを望んでいるのでしょう。私の席にも、事前に予約しておいた機内食が運ばれてきましたが、事前予約の機内食は日本円で700円。アジア料理、多国籍料理、ベジタリアン料理の3種類から選択できます。予約なしでも機内販売で購入できますが、私の担当クルーは「搭載している機内食の量は限られていますので、できるだけ予約を入れていただきたい」と言っていました。

機内販売で売られているのは、サンドイッチやスナック類、カップ麺など。クルーたちは事前予約の食事を乗客に配りながら、予約なしの乗客のオーダーをとって歩きます。ジュース、コーラ、コーヒーなどのソフトドリンク類は5〜6マレーシアリンギット(130円前後)で、アルコール類は赤・白ワインとビールが用意されています。機内販売での支払いは現金のみですが、リンギットでもUSドルでもOK。日本路線では円による支払いも受け付けています。通路をはさんで私の隣の席にいた年配の日本人がビールを買うのに1,000円札を出したところ、お釣りはリンギットで渡されて苦笑いしていました。

エコノミークラスでは、毛布やアイマスク、空気枕などがセットになったインフライト・コンフォートキットが事前予約で1,000円、機内では1,500円で販売されています。これは持ち帰り可能なので、帰国便でもう一度使用できるし、乗客のなかにはお土産として大事に持ち帰る人も。クルーたちにとっては、到着後の機内でいちいと毛布をたたむ作業が不要になり、ターンアラウンド時間の縮小にもつながって一石二鳥のようです。ほかに、映画やオーディオ、ゲームが楽しめる携帯型の「e-Player」も30リンギット(約760円)で貸し出されていました。私の見たかぎり、使っている人はあまりいませんでしたが。

クアラルンプールまでの飛行時間は約7時間半。深夜1時過ぎには機内の照明が落とされ、ほとんどの人が眠りについていました。

Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE夢文庫)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(SBクリエイティブ/サイエンスアイ新書)など著書多数。

Logo_MakotoStyle_Tittle.jpg
Contact
仕事依頼などの相談・問い合わせはお気軽にどうぞ。当Blogへのご意見・ご感想もお待ちしています。下のフォームをクリックして画面を呼び出し、ご記入のうえ、送信してください。後ほど連絡させていただきます。

Form
Books













About Link
Blog『雲の上の書斎から』はリンクフリーです。必要に応じて以下のお好きなバナーをご使用ください。リンクされた場合は上記 Contact Formよりご一報いただけますと嬉しいです。