2010年07月13日
重版御礼!
下の写真は、ANAの成田発パリ行き205便をモデルに国際線機長の活躍を追った新著『ボーイング777機長まるごと体験』の1シーンで使用したものです〔撮影=チャーリィ古庄氏〕。離陸滑走を開始する前のコクピットについて、本書の第3章「離陸」で私は次のように描写しました。

「当機は間もなく離陸いたします。お座席のベルトをもう一度お確かめください」
副操縦士がキャビンへ「出発」を知らせるチャイムを送ると、ほどなく担当の客室乗務員によるそんな機内アナウンスがコクピットにも聞こえてきました。
「テイク・オフ!」
機長の口から短く発せられたその言葉は、行くぞ、という力強い意思表示です。
副操縦士がうなずくと、機長はスラストレバーを押し出してエンジンを全開に。205便は静かに、力強く滑走を開始しました。
エンジン音がうなりを上げ、タイヤが滑走路面を転がるゴツゴツした振動が伝わってきます。速度が増すにつれ、コントロールホイールが勝手に手前に動こうとするのは、昇降舵に作用する気流の影響によるものです。機体はぐんぐん滑走スピードを上げ、前方の滑走路の景色が勢いよく後方へ流れ始めました。
本書の発売から、間もなく1カ月です。この間、すでにたくさんの方々から反響をいただきました。先日は産経新聞の書評欄でも「話題の本」として取り上げられ、担当編集者からは「ネット通販サイトのAmazonでは先週からずっと在庫切れが続いている状態。一般の書店でも品切れのところが出てきている」と報告がきています。出版社では現在、増刷を進めていますので、いましばらくお待ちくださいね。

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