2010年06月22日

物語の舞台に

 
プラハの旅の締めくくりとして、今回私が拠点とした「アリアホテル(Aria Hotel)」について紹介しておきましょう。プラハ城から丘を下った「マラーストラナ」と呼ばれる城下町の一角にたたずむ比較的新しいホテルです。近くを路面電車が走り、カレル橋からも徒歩5分という立地。どこへ行くにもとても便利でした。


ユニークなのは、建物のデザインやインテリアに偉大な作曲家たちの足跡が盛り込まれていること。客室のある各フロアは、オペラ、ジャズ、コンテンポラリー、クラシックなど音楽のジャンルがテーマになっていて、そのジャンルの音楽家や作曲家の名前がついた部屋にはその人のCDや本などが置かれています。私の部屋のフロアは「ボサノバ」がテーマでした。

私がとくに気に入ったのは、心づかいの行き届いたスタッフたちの対応と、夏場だけオープンするという屋上のガーデンテラスです。このテラスからの眺望は言葉を失うくらい美しく、歴史あるプラハの街並みをしばし満喫しました。その後、マネージャーに「写真撮影用に何か飲み物を」とお願いしたら、シャンパンとロゼワインのグラスを二つずも用意してくれたのにはビックリ。建物の壁とシャンパンの色合いが、そして屋根瓦の色とロゼワインの色が奇妙にマッチし、写真はド素人を自認する私にも不思議にいい感じの作品が撮れました〔写真〕。

人と人との小さな出会いと別れの物語を書くための舞台探しと、作品の構想を練ること──それが今回のプラハ訪問の目的でした。男と女を主人公に、ちょっぴりロマンチックな物語に仕立てるなら、ここは作品舞台として一番の候補かも知れません。

S.Akimoto at 15:57│ヨーロッパの旅 
Profile

Logo_MakotoStyle_Tittle.jpg


秋本俊二(Shunji Akimoto)
作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『ボーイング787まるごと解説』『みんなが知りたい旅客機の疑問50』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)など著書多数。

Logo_MakotoStyle_Tittle.jpg
Books









Contact
仕事依頼などの相談・問い合わせはお気軽にどうぞ。フォームにご記入のうえ、送信してください。後ほど連絡させていただきます。

≫≫≫ 窓口フォームは こちら

※ ご依頼やご相談の内容によっては対応できない場合があります。ご了承ください。
About Link
Blog『雲の上の書斎から』はリンクフリーです。必要に応じて以下のお好きなバナーをご使用ください。リンクされた場合は上記 Contact Formよりご一報いただけますと嬉しいです。