2010年06月04日

異星人はいる?

 
もうすぐ発売になる新著を書くために、この数カ月、エアラインパイロットの取材を続けてきました〔写真はイメージ=航空写真家・チャーリィ古庄氏撮影〕。それぞれの現場で予定していた取材を終えると、私は機長らに少しだけ時間をもらい、相変わらず以下のような突拍子もない質問をぶつけています。


「ところで機長。フライト中に、上空でUFOに遭遇したことはないですか?」

この物好きなテーマを地道に追い続けていることは、これまでも何度か報告しました(「機長らのUFO目撃談」「私も“謎の物体”を見た!」「“UFO”取材の経過報告」)。ですが、こちらが意図するような答えはなかなか返ってきません。彼らは「UFO? いやあ、ないですねえ」と笑って言いますが、その言葉を本当に信じていいのか、あるいは単にはぐらかされているだけなのか。

広大な宇宙には、太陽と同じような恒星が無数に存在します。その周りには数え切れないほどの惑星あって、そこに生物がいても少しも不思議ではないと私はずっと考えてきました。地球以外に人間のような知的生物がいれば、何らかの信号を発しているはず──そんな観点から、宇宙からの電波を分析する研究ももう50年近く続いています。ある研究者は「コンピュータ技術が進化しているので、10年か15年以内には宇宙からの信号をキャッチできるだろう」と言いました。異星人は存在するのか? その答えが出る日は、もう近いかも知れません。

ただし、異星人との遭遇というロマンには、ちょっぴり切なさもつきまといます。つい最近も、イスラエル軍がパレスチナ支援船を強襲するといったニュースが地球上を駆け巡りました。異星人が宇宙のどこかに存在するとして、殺戮と暴力が絶えない地球は、彼らの目にどう映るのでしょうか?

S.Akimoto at 11:04
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

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