2010年01月27日

人気ランキング

 
おお、総合第1位は3年連続でシンガポール航空ですか。さすがです。これはダイヤモンドビッグ社が発表した「地球の歩き方/2010年版エアラインランキング」の結果で、2位には昨年の4位から二つジャンプしてエミレーツ航空が、3位には昨年の2位から一つランクを落としてヴァージンアトランティック航空が続きます。以下、4位がキャセイパシフィック航空(前年5位)で5位がルフトハンザ(同10位)──。


1位から10位までの顔ぶれは、アジア系が5社、ヨーロッパ系が3社、中東系が2社です。アメリカ系は残念ながら入っていません。20位までの中では、18位にアメリカン航空が、20位にエア・カナダがかろうじて顔を出しています。ちなみにANAは12位、JALは16位でした。

アメリカ系エアラインの関係者から、よく「うちの会社は人気がなくて……」と嘆く声を聞きます。それに対する私の返答は「あまり気にする必要はないですよ」ということ。調査対象をどこに置くかで、人気ランキングは結果が変わってきますから。アンケート回答者の多くを男性旅客が占めていれば、若い乗務員を配置して“笑顔のサービス”を売りにしているアジア系にどうしても人気が集ります。反対に、女性ビジネス客からは「ベタベタしたサービスは要らない。安全第一で時間どおりに飛んでくれればそれでいいので、あとはシートで仕事に集中させてほしい」といった声も。そういう人たちの中には、アメリカ系の支持者も少なくありません。

ただしシンガポール航空に関しては、どの人気ランキングにも必ず上位に顔を出しているのも事実です。何時間かのロングフライトを終えて目的地に降り立つと、乗客たちは「やれやれ」とか「やっと着いた」と言ってホッとした表情を見せます。が、シンガポール航空の機内では乗客から何度かこんな言葉を聞きました──「え、着いちゃったの? なんだあ。もう少し乗っていたかったなあ」。これ、なかなか言ってもらえる言葉ではありません〔写真はシンガポールからシドニーへのフライトで出会ったCAたち〕。

Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE夢文庫)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(SBクリエイティブ/サイエンスアイ新書)など著書多数。

Logo_MakotoStyle_Tittle.jpg
Contact
仕事依頼などの相談・問い合わせはお気軽にどうぞ。当Blogへのご意見・ご感想もお待ちしています。下のフォームをクリックして画面を呼び出し、ご記入のうえ、送信してください。後ほど連絡させていただきます。

Form
Books














About Link
Blog『雲の上の書斎から』はリンクフリーです。必要に応じて以下のお好きなバナーをご使用ください。リンクされた場合は上記 Contact Formよりご一報いただけますと嬉しいです。