2010年01月24日
静かな週末
デスクに向かう時間が続いています。進めているのは、主婦の友社から今年春に出版になる書籍の校正作業。やはり航空関係の本ですが、今回は私は著者ではなく監修者として関わっていて、その最初の原稿(第一稿)が編集部から送られてきました。

別のライターの方が書いた原稿の内容を、最初から最後まで一つひとつ入念にチェックし、間違った記述の指摘やこう書き直した方がいいといったアドバイスを赤ペンで細かく指示していきます。今週半ばには戻さないといけないので、この週末は書斎を離れることができません。まさに“缶詰”の状態です。
とはいえ、一日中デスクに向かっていては、集中力が持ちません。作業の頃合いを見てコーヒータイムを入れたり、気分転換に散歩に出てみたり。オフィスから歩いて20分ほどの高台に、富士山を眺望できる絶好の場所があります。夕方近くにカメラ持参で出かけ、視線を遠くに解放して疲れた目と頭を休めてきました〔写真〕。
いまはまた書斎での作業に戻っています。しかし、物書き本来のこういう孤独な時間が、私は決して苦痛ではありません。考えてみると、昨年は書く以外の仕事で忙しすぎました。もちろんいい物を書くには、取材活動も欠かせません。大切なのは、表現(アウトプット)する時間と、そのための材料を収集(インプット)する時間のバランスですね。
旅をしているか、物を書いているか──今年はそんな1年にしたいなと思います。余計なことに目をくれず、書く時間をしっかりと生活の中心に据えて。先ほど、富士山に向かってそんな小さな誓いを呟きました。

誠Styleの連載『