2009年08月24日

お帰りヘリサービス

 
先月のニューヨーク取材に関連し、マンハッタン中心部とニューアーク・リバティ空港をヘリで結ぶサービスをこのBlog(7月20日および7月23日)で紹介したところ、いくつか反響が届きました。なかでも多かったのが「成田から東京の都心へも同じようなサービスのあると便利なのに──」という意見。たしかに、空港から都心への約60キロという距離を負担に感じる人は少なくありません。


そんな中、先週末にANAが新しいサービスの導入を発表しました。2009年9月16日より同社の欧米線ファーストクラスを往復で利用する人たちに、成田から都心へのヘリによる無料送迎サービスが始まるそうです。名づけて「お帰りヘリコプター・サービス」。ユーロコプター社製ヘリ〔写真〕とハイヤーを使って成田と赤坂のアークヒルズを30分でつなぐ森ビルシティエアサービスとの業務提携で実現の運びとなりました。

成田に到着後、まずはハイヤーで東関東自動車道路の佐倉インターすぐの成田(佐倉)ヘリポートへ移動(15分)し、そこでヘリに乗り換えて赤坂のアークヒルズまでさらに15分。空港に降り立ってから都心まで計30分でのアクセスが可能になります。ANAの欧米線は夕方成田に到着する便が多く、その時間帯の都内への移動は交通渋滞に巻き込まれるケースが少なくなかっただけに、これは便利ですね。

送迎ヘリにはファーストクラス利用者のほか、同行のビジネスクラス利用者も1名同乗できるといいます。同サービスの実施予定期間は2010年3月31日までで、4月以降の継続については「利用状況などをみて判断する」とANAでは言っていますが、どうなるでしょうか? 到着地となるアークヒルズへリポートの周辺は外資系企業のオフィスやホテル、商業施設が数多く建ち並ぶエリアだけに、かなりの需要が期待できると私は予想していますが。

S.Akimoto at 08:21│日本のエアライン | 航空機
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

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