2009年07月23日

シコルスキーS-76

 
ニューヨーク取材から戻っています。海外取材を終えた直後のいつもながらのドタバタが、まだクリアできません。メディア各社からの仕事依頼や読者からのメールへの返信も、やや滞っています。順番に対応していますので、少しだけお待ちくださいね。


さて、今週いくつか届いた問い合せの一つが、7月20日のBlogに関するものでした。たとえば「マンハッタンからニューアーク空港へ向かうのに、どんなヘリに乗ったのですか?」という質問。ヘリというと、きっと飛行機よりも乗る機会は少ないでしょうから、みなさん興味を持たれるのですね。

USヘリコプターが運航しているのは、Blogでも報告したとおり、シコルスキー社製のものです。シコルスキーはアメリカを代表するヘリコプターメーカーの一つ。本社はコネティカット州のストラトフォードにあり、当初は軍用ヘリを中心に開発・製造を進めてきました。「シコルスキー」というとロシア語の名前のようですが、じつは創業者のイーゴリ・シコルスキーはウクライナ生まれの亡命ロシア人で、彼が1923年に興した会社です。

さて、私たちがマンハッタンのヘリポートから乗ったのは「シコルスキーS-76」という機種でした〔写真〕。軍用ヘリの技術を民間機に転化して開発された双発ターボシャフトエンジンの中型ヘリです。1977年3月に初飛行し、現在は旅客輸送のほか、報道や災害救難など世界の空で幅広く活躍しています。

写真のようにスマートな形状が人気で、ファンの中には「空飛ぶロールスロイス」などと呼ぶ人も! 実際に乗ってみると、音も意外に静かです。今回の取材の同行者である橋本絵里子さんはヘリは初体験だそうで、彼女はフライト後に「最初はちょっと緊張しましたが、とっても快適なのにびっくりしました。わずか8分のフライトじゃ物足りない感じ。摩天楼の上空を1時間くらい遊覧飛行してくれたらサイコーなのに……」と感想を話していました。

S.Akimoto at 11:42│アメリカの旅 
Profile

秋本俊二(Shunji Akimoto)

作家/航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら各媒体にレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『空を飛べるのはなぜか』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(サイエンスアイ新書)『羽田空港のひみつ』(PHP新書)『ANAとJAL──こんな違いがあったのか』『飛行機はなぜ、空中衝突しないのか?』(KAWADE 夢文庫)など著書多数。

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